2014-01-04

信じたいこと  NO 3498


昼時に行われていた知人のお身内の葬儀に参列して来た。導師を務めてくださった方も深いご仏縁に結ばれるお方。控室へご挨拶に参上して来た。

故人は私と同じ干支の方だったが、奇しくもお誕生日のご逝去だった。

先月の入院で鉄道病院から赤十字病院に転院する際に車で送ってくれたスタッフがいた、彼は昨夜のお通夜でお寺様を送ったそうだが、ご住職が私のことを心配くださっていたことを教えてくれた。

転院での移動は抜け道を通ったので10分ほどで到着したが、その間の道路の振動で腹部が強烈な痛みを感じていたことを思い出した。

正月の時期は御屠蘇気分の軽い気持ちでハンドルを手にする人も多いようで、人身事故でも起こせば人生が急変すると考えたい。

滋賀県の県議会議員が飲酒による当て逃げ事故を起こして検挙されていたが。過去に県議会の議長を務めた歴史もあり、「県議」が「嫌疑」の対象になって笑えない話である。

南米に新婚旅行に出掛けた日本人が強盗の被害に遭い、夫が亡くなり妻も重傷というニュースがあったし、ロシアでは爆弾テロが多発している。

昨 年に何度も書いたが、弊社が加盟している「日本トータライフ協会」では、飲酒運転の撲滅啓蒙や「命の教育」の重要性を訴えているが、特徴的なことはメン バーそれぞれが葬儀社であり、互いが悲しい通夜や葬儀の光景を何度も体験していることで、宗教者と共に「あの世の教育」に積極的に取り組みたいと行動して いることである。

イスラムの世界で「聖戦」と称して自爆テロの現実があるが、被害者のことなど毛頭もない姿勢が何より恐ろしく、人を幸せにしなければならない「宗教」が何処かで歪んでしまったように思える。

幼い時代に母に連れられて四天王寺に参拝した際、境内にあった「覗きからくり」の世界を覗いて悪いことをしないように自然に考えた記憶があるが、友人にそんな話を話したら、生野区の神社の境内で目にしたことがあると教えてくれた。

そ んな「見世物」のことを知っておられる方は少なくとも50歳以上となっていると想像するが、昨秋に東京の浅草寺に参拝した際、仲見世から大門に続く左側に 昔の絵巻が掲示されており、その中の一枚に「覗きからくり」を確認した時は嬉しくなり、江戸時代から存在していたのだと知ることになった。

過去にメールを頂戴して「何処かで見られないだろうか?」とあったので、馬場町にあるNHK大阪放送局に隣接する歴史博物館に実物が現存していると返信したこともあった。

中学校と小学校に入学する孫達が春休みに来阪した際に連れて行って見せたが、棒を叩いて口上を述べるオジサンの存在もなく、ただ片隅に置かれていただけだったので寂しく思ったものである。

世界中で「あの世の教育」が必要な現実。他人の命を何も考えずに奪うなんて信じられないが、あの世の存在を信じるだけで随分と犯罪が減ると考えてしまう。

あちこちから頂戴した年賀状を拝見しながら、同年代の人達が孫の話題に触れているケースの多いことに気付いたが、もう一つ気になったのは互いが入院したり通院している話題の多さ。そして親だけではなく伴侶を見送ったという人達も出て来たことだ。

数 日前、昔から交流のある知人夫妻に会ったら、ドライブに出掛けることが何よりの楽しみだったのに、視力が落ちたので運転をしなくなったと寂しそうに語られ ていたが、横におられた奥さんが「こんな年になって加害者になったら大変だし、被害者を作ったら申し訳ないでしょう」と仰り、この言葉こそハンドルを手に する立場で最も大切にしたい言葉のような気がした。

私も大病を患ってから車の運転はしていない。この間にゴールド免許証の更新は済ませた が、これからも運転することは絶対にない。我々夫婦の夢だった車での温泉巡りは叶わなくなったが、JRのジパング倶楽部のメンバーになったのでJRを利用 するようになった途端、病気になってJR系列の病院に入院したのは予想もしなかった出来事だった。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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