2013-12-23

気を付けよう  NO 3487


前にも書いたことだが、夫を送るケースと妻を送るケースの割合は15対85という事実があることも凄いことだが、伴侶を送ってからの余生となると夫を送った妻が20年というのに、妻を送った男性は5年というのだから男は寂しくなる。本当に男とは弱いものである。

男の大半が先に逝って妻に送って欲しいと願っているそうだが、そんなことを妻に告げると抵抗感を抱かれて嫌われることも覚悟するべきであろう。

齢を重ねて心配なのが物忘れから進展する所謂「ボケ」だが、何を食べたか思い出せないのは単なる物忘れで、食べたことを忘れるようになれば「ボケ」という説もある。

先 日の新聞記事に「ボケ」に関する問題が書かれており、公務員が定年退職後に陥るケースが高いという分析にびっくりした。その背景として決められた仕事から 離れるとそうなるパーセンテージが高くなるというものだったが、民間企業に比べて退職金や年金が高額なので安心感が高いことも原因のようで、退職後も生活 のために働かなければならない人や子供の将来の心配やローンのことを懸念する立場の人はボケないとも言われている。

びっくりするほど早く認知症を患った知人がいた。彼は私と同じ団塊世代の人間だが、小学校の校長を退職した後に指導主事という仕事に2年間従事していたが、もうその間に認知症が発症し、退職を余儀なくされた気の毒なケースであった。

「あれだけしっかりしていた人が」と奥さんが嘆かれていたが、長い教員生活で子供と接することが大好きだった生活が、子供と関係なくなったことが影響したみたいで、最後は交通事故の被害者になってしまった結末があまりにも悲しい思い出となっている。

同年代の友人達の中にグルメを生活の一部として楽しんでいる夫婦がいるが、余り歩かないことから揃って生活習慣病になってしまったこともあった考えさせられる問題である。

適度な運動さえしていればそんなことにはならなかった筈だが、生活習慣病を発症してから歩いても効果は薄く、なる前に歩く生活をしていれば間違いなく予防出来たと考えられる。

入院することが多い私だが、その要因を振り返ると見えて来るのが旅行での食事で、特に悪影響を及ぼしているのが朝食のバイキングや食べ放題というシステムで、どれほど食べたか分からないのが何より悪いような気がしている。

北海道から東北への旅をして来た先月だが、結構気を付けたつもりだったのに再発したのだからびっくり。前回と同じ先生が主治医だったが、「食生活に気を付けてください」と言われて退院して来たので神経を遣っている。
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