2013-12-18

臆病たれ  NO 3483


病院の日課は朝の7時過ぎに看護師さんが来室。検温、血圧測定、脈拍、手の指先に挟む小さな器具で体内酸素の数値を測定するが、採血があればこの時に進められる。

7時半頃には「お茶はどういたしまようか?」とスタッフの方が入室されるが、それは昼食前、夕食前にも対応してくれ、その30分後ぐらいが食事となっている。

9時頃になると2人の看護婦さんが来室。「ベッド周りのお掃除をします」とシーツからガードのパイプまで清潔にしてくれるが、この間は窓ガラスを開いた状態にするので電車の音が騒がしい。

それからしばらくすると「ゴミを収集します」とスタッフの方が入室され、ベッドの横にセッティングされているゴミのボックスの中のゴミを持って行ってくれる。

「お掃除です」と来室されるのは10時前頃のこと。約5分間で部屋全体を綺麗に清掃してくれる。

部屋の中に時計がないので腕時計か携帯電話で時間の確認をしなければならないが、転院する前の鉄道病院の病室にはJR系列らしく秒針付の大きな時計が存在していたのが印象に残っているが、オヤジギャグで「秒針」とは「病身」につながるではないかと考えていた。

昨日、主治医の先生とお話をした。夏に入院した時にもお世話になった先生だが、今回に再発した原因が不明のようで、退院後は食事に気を付けるようにと様々なアドバイスを受けた。

振り返ってみると、先月に行った北海道から東北旅行がきっかけになったようだが、最も悪かったのはバイキング形式のホテルの朝食。どれほどの量を食べたか分からなくなってしまい、つい食べ過ぎる問題があったようだ。

また、列車の中で食べた駅弁やアイスクリームも問題があったような気もする。旅の情緒でつい買ってしまう駅弁だが、大半を残すのに買わなければばらないような気になるので不思議である。

明日に退院する予定だが、予想もしなかった兆候から入院を余儀なくされたが、やっと回復となって安堵。年末と年始を家で過ごせることを喜んでいる。

朝から脹脛が猛烈に痛い。昨日の階段を降りたのが原因のよう。随分と体力低下を感じていたところから歩行することから始めたが、やはり階段は行き過ぎだったみたいで、痛みを感じながら反省し、今日は廊下をぐるぐる回ることだけとした。

病室に来ていた妻が入院されている知人と偶然に会ったそう。私もよく知っている方だが手術を受けられたそうで心配している。

この病院で知人に会うことは少なくない。過去にすぐ近所の方とエレベーターの中で会ってびっくりしたし、レントゲン検査に行く時にボランティアで来られている方に声を掛けられて驚いたこともあった。

今 回の疾病で初めて入院したのは夏の時期だったが、その時は9日間の入院で退院出来た。4日間の絶食で済んだことを憶えているが、今回は所見の数値が低かっ たにも関わらず11日間も絶食となり、17日間の入院となったのはやはり土曜日の発病で月曜日まで自宅で寝込んでいたことが悪化の原因だったようだ。

す ぐに年末がやって来て新年を迎えるが、身体に異変を感じたらすぐに医療機関で診察を受ける行動が重要である。最も避けなければならないことは勝手な思い込 み、素人判断となる自己診断は取り返しのつかない危険性を秘めていることを知っておくべきで、そこに臆病ということも大切なような気がしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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