2004-06-08
あの世を信じることから NO 815
久し振りに「隠れ家」に入る。九州から来阪されたメンバーを迎えたから。
昨日にお世話になった落合葬儀社の社長が来社、無理なお願いしたことなのに、早速に行動をいただいて恐縮の極み。
到着された時、大雨。暴れ梅雨の到来を告げるかのように、大粒の雨が窓ガラスを叩いているが、そんな中、葬祭サービスについて熱い論議を重ねた有意義な時間となった。
設置してある映像と音響システムに興味を抱かれたよう。その実際の活用方法もご体感いただいたが、明日からの互いのヒントになることが幾つか発見できて嬉しく思っている。
社長は、約5時間を過ごされ日帰りで九州に戻られたが、互いに孫を持つ年齢。健康を気遣うやりとりも多かった。
さて、明日、サンパウロに在住される日系の方へメールを送信しなければならない。今春に来日された際にお食事をご一緒したが、今月末、お寺の関係で私の代 行で妻がブラジルに行くことになっており、お渡ししていたサンパウロでのスケジュールが変更になり、何とかお知らせをと考えている。
変更となった原因は、テロという世界的な問題から。アメリカを経由して行く行程に様々に面倒な制約が課され、添乗する旅行会社から変更通知が届いたから。
今、アメリカ国内の航空事情は予想以上に厳しくなっている。操縦席は厳重にガードされ、ハイジャック犯が操縦を目的にしても絶対に侵入出来ない対策が講じられ、ハイジャックが発生したら乗客は「災難」として覚悟をしなければならない状況になっている。
進路におかしな兆候があれば、すぐに戦闘機が飛んできて、方向変更の指図に従わなければ撃墜する姿勢で臨んでいるとも言うし、航空機を爆弾の代わりに突入させるテロ工作への対処が徹底されているみたいだ。
先月から北海道、東京、鹿児島と飛行機を使ったが、検査警備が一層強くなっているのも確か。パソコンもバッグから出されて検査器を通過させられるし、履物 を脱がされたりボディチェックはもちろんこと、警備担当者の表情には乗客のすべてを<ハイジャック犯では>という猜疑心が満ち溢れているようだ。
それらは、幼い子供を連れた人たちにも同様だ。犯人が子供連れという策略を描いていたら大変だと、子供が背負っているリュックサックはもちろんこと、手にしている縫いぐるみの玩具まで調べている。
取り上げられるようなその場の空気、泣き出す光景も何度か見たが、本当に嫌な世の中になってしまっている。
テロの行為は卑劣そのもの。何度も書いたように、戦争と宗教が人を変えるのは歴史が物語っているが、もういい加減に目覚めて欲しいではないか。
どんな権利があろうが、人を殺戮する行為は認めたくない。この世とあの世を信じることは絶対に大切。世界に存在する宗教者の皆さん。祈祷やでそれらが治まるなんてことは考えておられない筈。何か、宗教者とされての行動を期待して止まないこの頃なのです。