2003-10-10
粋な感じ NO 571
猫に引っ掻かれ、膝に傷を負った。
机の上に広げた新聞を見ながら、置かれてあった抗生物質配合のVGクリームを塗る。
とたんに飛び上がるほどの激痛。よく見れば、間違って筋肉痛用のバンテリンを塗っていた。
「ながら族」という横着をすると、こんなことになる。それを猫に教えてもらったような気がしている。
さて、いよいよ弊社HP内『久世栄三郎の世界』、リニューアルに向けて最終段階に入った。
ナレーションと音楽が決定し、ミキサーをお願いしていたプロに来社いただいたが、彼が数日後から中国へ出張されるとのこと。そこで帰国後にCD制作することになった。
様々な論議が交わされ、著作権の問題を背景に、BGMは「慈曲」を使用することに決定したが、ミキサーからの提案で2曲の一部ずつをバックにし、ナレーションは「やさしさの司会」と「軽く強めの司式」バージョンで進めることにする。
同時に流れる映像もお任せすることになり、実際の映像ビデオを数本預けることになったが、見るだけでも大変な作業を強いるもので申し訳ないところ。
一方で、前から気になっていた宿題を片付ける作業を行った。「借り」のある方に「お返し」をということで、数日前に書いた「奉儀」の映像に礼状を添え、今日、著名な酒造会社2社に送付申し上げた。
また、メンバーの中にも「借り」のある人物があり、1時間物のビデオ映像を発送したが、室蘭市民斎場・苫小牧市民斎場の藤井専務、そして、高知県の「おかざき葬儀社」さん。明後日には到着する筈ですので、ご笑覧を。
そうそう、もう一人「借り」のある方が存在していた。
HP「空飛ぶ水冠」の中で私のことを書いてくださった函館の女性。函館には、上述の藤井専務のお弟子さんに当たる葬儀社が存在し、そのつながりを含めて彼女にビデオ映像1本を送付申し上げた。
彼女は、全国に聞こえる大手葬儀社に勤務していた素晴らしい感性の持ち主。大手葬儀社の葬儀と全く異なる私の「司式」。きっと、「とんでもない」と叱責されるだろうが、こんな形式があることも事実。
参列された方々にどのように感じられたか? それは、物事を客観的に判断される方なら一目瞭然の筈。
彼 女が「古式豊かな」儀式を大切にされておられるだけに衝撃も強いだろうし、彼女のHP内にあるコラム「迷いの窓」で、「最悪の葬儀」と酷評される危険性が 高いと覚悟はしているが、そう書かれないように先手を打ち、「水冠」とは「粋」な「感」じのHPと紹介しておくことにする。