2015-01-24
懐かしい思い出 NO 4083
この「独り言」の発信を始めたのは2002年3月1日だった。気が付けばもうすぐ13年目を迎えることになるが、いつも<HOME>でリンクしているHP「幸せ列車」の管理人さんが、何と全ての「独り言」をバックアップくださり、今日から担当している「各駅停車」のページに「ディスカバリー・モノローグ」というタイトルで10年前の同日のコラムを掲載出来るようなシステムをセッティングくださった。
奇しくも10年前の今日は体調に「?」を感じていたところから医院で診察を受け、深刻な病気が判明した日であり、その内容を目にしながら当時の大変な体験を懐かしく思い出した。
俯せになって新聞を読んでいる時に腹部に心臓があるような動悸を感じたのが発端だったが、エコーの診断を受けたら人生が終わったというような衝撃的な疾病だった。
結果として大規模病院で精密診断を受け、自身の現実を理解することになったが、その時の担当医師の言葉は今でも鮮明に残っている。
「立派な病気です。これで当病院のコンピューターにあなたのデーターが全て登録されました。今後、急に腹部に激痛を感じたら救急車ですぐにこの病院へ来てください。発病から20分以内なら緊急手術で半分は助かりますが、半分は最悪のケースと予測されます。また、緊急手術が成功しても腹部の出血の後始末が大変で、その後に別の病気を誘発する危険性があり問題です」
こんなことを耳にして平常心でおれないのは当たり前だが、この病気になるまでの経緯が不明ということも問題で、この数年の間に発病したのか、それとも若い時から徐々に生じていたものかが判断出来ず、取り敢えず毎月検査を受けて追跡診断をすることになった。
「20分以内」という言葉が気になり、他府県での講演や温泉旅行にも不安が伴い消沈する日々を過ごしたが、毎月の検査によると突発的な急性ではなく慢性的と判断され、何れ手術を受けるということで覚悟をしていた。
そんな爆弾を抱えた生活には精神的な負担があるのは当然で、1年後に覚悟をして手術を受けることにしたが、病院へ行ってお願いしたのは「頭の先から足の先まで全てを精密検査をして、どこも問題がなければ手術を受ける」ということで、約1週間の検査入院を経て手術と進められた。
かなり大手術だったが、今こうして10年後に「独り言」を発信しているのだから幸運だった。そんな体験談を読まれたある人物が、寝転んで本を読んでいたら腹部に可愛がっている猫が乗り、「猫の心臓の動悸を感じる」と思ってふと思い出したのが私のこと。そこで気になって医院で検査を受けたら私と同じ病気だったことが判明し、手術を受けて成功されたというのだから猫に感謝をされていた。
明日は大阪国際女子マラソンが行われ、弊社の前を走る姿が往復見られる。あちこちで交通規制が行われるので大変だが、勝山通や今里筋は応援される人達が多い。
今日の写真は昨年の夏に撮影した我が家の悪猫を。