2018-06-17
こんなことも NO 8229
前号で氷川丸やアメリカ海軍の病院船「マーシー」のことに触れた。これで思い出したのが数年前に自宅へ掛かって来た電話のことで、「もしもし、町村です」「どちらの町村さんですか?」「元官房長官の町村です」ということで固まってしまったのだが、それは私が書いた手紙が発端となっていた。
ブッシュ大統領やオバマ大統領の外交は、世界の警察みたいな行動発言をしているが、我が国も外交は「世界の119番的行動」で、病院船や火葬船を建造して国内や海外で発生した大災害に駆け付けることだと発想したもので、町村氏は「総理も伝えました」と言われ、それから間もなく衆議院議長に就任されたが、北海道旅行で講演を兼ねていた時に、千歳空港へわざわざ秘書の方が来てくださっていたので恐縮した。
その時に利用した関西空港発の全日空機だが、機材の不具合で欠航となってしまい、3時間後の便に振り替えと言われて最悪の事態になったが、搭乗口付近のアナウンス放送で「1000円のお食事券を発行します」に続いて、「プレミアムクラスのお客様はラウンジ窓口までお越しください」と言うのでランチの用意でもあるのかと思って行ってみたら、日本航空の千歳便がコードシェアとなっている外国航空会社の到着便遅れで何とか2席が確保出来ましたと言われ、預けた荷物を受け取る手続きを済ませてから日本航空のカウンターまで移動したが、杖を手に随分と離れている廊下を移動するのが大変だった。
お陰で1時間遅れで千歳空港へ到着することが出来、講演に間に合って安堵した。
ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」を転載する。
余震よ治まって! NO 2226 2008-06-16
東北での大きな地震、まだ余震が続いているようで恐ろしい。救出に出動される人達の二次災害の危険性が何より問題、早く落ち着いてくれることを願って手を合わそう。
人の運命は本当に分からない。奥地にある温泉旅館の被害者の中に2人のお客さんがいた。一人は鉄道博物館の男性学芸員の方、もう一人は地域を活性させるプランナーとして活躍されたアドバイザーの女性。どちらも地域の町興しの企画会議で来られていたようであまりにも気の毒な遭遇となった。
東北の奥地には温泉が多く、所謂「通」と呼ばれる人達が行かれる宝庫とも言われているが、土砂崩れ程度ではない山が崩壊した映像には中国の地震を思わせるほどだった。
川やダムへ釣りに出掛けた人の行方不明もあり、一方で海岸の岩場で落石よって被害者となった人もおられたし、山菜採りに出掛けたまま帰らないというご夫婦もあった。
山間部の曲がりくねった道路の崩壊を見ると衝撃的な現実、誰もが何時被害に遭遇するか分からないと考えれば恐ろしくて走れなくなってしまうだろう。
寿命とは、そんな災害の被害だけとも言えないこともある。これまでに担当させていただいたご葬儀にあって、山間部の温泉地で急病になられ、病院に到着される前に亡くなられてしまったというケースも少なくなかった。
救急車がやって来るのに30分も掛かれば往復だけでも1時間を要する。これでは脳疾患や心疾患などの急性なものは救命措置にまで至らず、そのまま想像もしなかった無言のご帰宅となってしまうのだ。
それらは、山奥の不便なゴルフ場だって考えられること。過去にゴルフ場で亡くなられた方のご葬儀を10名様以上は担当申し上げている。
ゴルフ場のケースでは、朝の一番のティーショットとグリーン上のパターが引き金となるケースが多いよう。どちらも血圧が上がるからで、循環器系統に急性疾患が発生するのである。
今日の夕方、サントリーレディースの中継を観ていたが、上がり3ホールの大山プロ、上田プロ、横峯プロのパターを見て方も血圧が上がった。最終ホールで大山プロのパットが非情な結果となったが、優勝した上田桃子プロには幸運の女神がバックアップしたのだろう。終盤で互いが同じようにボギー、バーディーという展開もあり、観るほうには面白いトーナメントとなっていた。
このコース、先月末の貸切コンペでラウンドしたが、私の組に付いてくれたキャディさんが「プロの誰かのバッグを担ぐ」と仰っていたので興味があり、画面のハウスキャディーさん達の姿を確認していたが発見出来ず、もっと早い組で終わっていたのかもしれない。
それにしても上田桃子プロは強かった。アメリカに遠征での効果があったのかもしれないが、韓国の選手達を抑えて優勝した実力は本物のよう。今後のアメリカでの活躍を期待しよう。
今日の写真は寄港した世界最大の病院船「マーシー」を。