2012-09-16
奥義とは信念なり NO 3047
猛烈な台風が九州の近くを北上している。被害が出ないようにと手を合わそう。
100歳以上が5万人を超えたというニュースがあったが、一方に団塊世代がその年代の達したので65歳以上が3000万人を超えたニュースもあった。これでは年金に関する問題が深刻になるのも無理はないと考えてしまう。
過去にないほど風疹が流行し、近畿地方がその4割を占めるそうで心配し、「おめでた」を迎える人達が罹患しないようにと願っている。
中国の暴動的なデモのニュース映像に唖然。放火に略奪まで至るのだから信じられない話。世界中に中国のレベルの低さを曝け出しているように思える。
重なっていたご葬儀、そんな中のあるお客様、弊社が担当させていただくことが4回目だそうで、ご当家の歴史の中に深い「ご仏縁」をお結びいただいていると心しておきたい。
葬儀社は毎日「葬儀」を担当してマンネリなってしまうことのないようにしたいもの。お客様にとってはマンネリなんて思いはどこにも存在することがない訳で、それを忘れたらプロではないと考えたい。
数年前に予想もしなかった出来事があった。半月ぐらい前に担当させていただいた喪主様が自宅に来られ、地方から送られてきたという産物をお届けくださった から。送り主は故人のご兄弟の方で、葬儀に参列されていたことを知ったが、プレゼントくださった事情を伺って<そんなこともあるのだ!>とびっくりだっ た。
その一週間ほど前、あるテレビ番組に出演。日本一の葬儀司会者と紹介された内容を偶然にご覧になられたそうで、故人がそんな司会者に担当して貰ったことが有り難いと、故郷に在住されるご長男の方が送ってくださった出来事だった。
「普通じゃないとは思っていたが」とお通夜とご葬儀の司会についてご評価くださったそうだが、テレビの番組からこんな進展につながるとは想像もしなかったこと。喪主さんからもお喜びのお言葉を頂戴し、限定販売されているロールケーキをプレゼントくださった。
現役から引退した現在だが、指導を求められることが結構あり、技術よりもプロの哲学と心構えを中心にして教えている。
「出会ったことは幸せではなく不幸になるかも」というのが初対面時に掛ける言葉だが、それは、その日からマイクを手にする気持ちが失せてしまうことが多いからである。
考えもしなかった司会の世界。それは実際に学ばれた人達にしか理解出来ないだろうが、そんな司会のお通夜や葬儀に参列された方の存在があることに気付き、 ゾッとしてしまった司会者達が多数いた。しかし、そこを目指して精進を始めた司会者達が育っていることは嬉しいことだ。
塾生のブログに書かれていたが、喪主を体験して一人前の葬儀社。孫を持って本物の葬儀社の司会者となる。それは、私の信念の一つだが、これまでの人生で自身が学んだことであり、それまでは「謙虚に」というのが口癖となっている。
「間違ってはいけないことは書いて読め」というのも教える一つだが、書く時点で誤っていてはどうしようもなく、緊張と余裕のバランスの重要性を学んで欲しいもの。物事に「胡坐」を掻くのではなく「正座」をして取り組む姿勢こそが大切なのである。
喋りながらどれだけ耳に神経を遣っているか。マイクのアナウンスと音楽とのバランスを聞き分けながら進行するのだが、司会のプロとはハプニングをハプニン グでないように解決出来るという条件が伴うもの。そこには技術だけではなく、心の余裕とアドリブ可能なサービス精神も求められることを知って欲しい。
今日の写真は、講演中のひとこま。受講された方々は約300人だったが、1時間半の講演のエンディングで「そんなところで時間が」と言うと、皆さんが「エッ!」と時計を見られたのを憶えている。