過去に宿泊利用したホテルや旅館を検索することも楽しいことだ。鹿児島県の指宿に２回行ったことがあるが、１回目は孫がアメリカに行ってしまう少し前のことで２泊を予定していたが、札幌の立派な葬儀式場がオープンするセレモニーと被さってしまい、鹿児島空港から後ろ髪を惹かれるような思いで札幌へ飛んだことを憶えている。

その時に宿泊したのは「いわさきホテル」だったが、砂蒸し風呂にゆっくり過ごしたことも懐かしい。

２回目は唐突に九州の同業者の友人夫妻に電話を入れ、鹿児島中央駅で待ち合わせをすることにした。テレビのCMで「にんにく卵黄」に白水館の女将さんが登場さていたのを観たからで、急に行きたくなって予約を入れた。

観光列車である「いぶすきの玉手箱」を利用して指宿駅まで行ったが、夕食をしていた時に私の携帯電話がブルブルして出てみたら、幼馴染のお姉さんのご逝去で、次の日に平山温泉を考えていたこともキャンセルとなって新幹線で帰阪してお通夜に参列したが、その数年後に平山温泉に行った際、電話がブルブルしたので出たら、上述の方の伴侶が亡くなられたことを知った。

「また九州だったの？」と驚かれて「申し訳ない」と言われたが、帰阪して参列したことは私の人生にあって「借り」を作らないことにつながった。

白水館のHPを開けたら、コロナの問題に生まれた企画が掲載されていてびっくりした。
全館を貸切ることが出来るそうで。３６０万円と出ていた。

白水館でも砂蒸し風呂に入ったが、大浴場の元禄風呂を渡る橋を通って行ったことを憶えている。

次の日にタクシーをお願いして「いぶすきの玉手箱」の発車時間までの３時間で観光スポットをお願いしたら、２時間走行したところでメーターを止められ、ここからは無料になりますと言われてびっくりしたが、観光協会の主催するキャンペーンだったみたいで、随分と得をしたような気がした。

開聞岳の雄姿も印象に残っているが、最南端という隣の西大山駅も行ったが、黄色いポストをはっきりと憶えている。