2004-12-20

明日のコンサート   NO 1011


 明日は午後から忙しい。ご自宅担当や式場担当などが決められ現場に従事するが、クリスマス・コンサートのキャスティングが大変。朝から舞台セッティングが始められるそうだが、何とか午前中に完成しなければならない。

 それから音響、照明の打ち合わせ。オープニングで約4分間の空間演出をやりたいことがあり、その部分の綿密な調整が重要だ。

 関西発信で有名なテレビのコマーシャルがある。「ピアノ売って頂戴」という財津一朗さんのフレーズでお馴染みのCMだが、制作プロデュースに携わった人物が私の友人。

 このCM、赤ちゃんを泣き止ませるとうことで話題を呼び、今、CDまで登場している。

 今回のオープニング、実はこのCMからヒントを得て、逆転の発想でシナリオを描いた。

 テーマは昨日書いたように「お母さんの胎内」。世の中に「癒し」の言葉が山ほど流行しているが「胎内」以上のものはないだろう。

 また、医学の世界で音楽療法が重視されている。専門家の研究によるとストレス解消ということからリラクゼーションに極めて有効で、血圧、脈拍、呼吸にも良い結果を与えるそう。

 音楽療法では「同質の原理」という心理学の応用も研究され、心を落ち着かせる相乗効果の中で、その人の心情と同じ環境の音楽を選択して脳波に影響を与えるとのこと。

 分かりやすく言えば、悲しい人に元気付ける音楽は逆効果ということ。

音楽は、私のような悪い頭の活性化にも何か効き目があるように感じている。

 コンサートで演奏される曲はクリスマスに因んだ曲と映画音楽だが、オープニングのお喋りでクリスマス曲や映画音楽は使用できない。そこで選択したのが音楽療法で最も効果が高いと分析されたモーツアルト。

 数ある名曲の中から選んだ1曲、それは果たしてご参加の皆さんをお母さんの胎内に惹き込むことが出来るのだろうか?

 その曲が何かは、この「独り言」をご訪問くださる方ならお分かりだろう。そう、モーツアルトの子守歌なのです。

 私の秘蔵の音楽アルバム、その中に特殊なバージョンが存在している。その1曲を引っ張り出してきたのだが、このアレンジを耳にされたら誰もが癒しの世界に包まれると確信している。

だが、この演出に至った背景には、もう一つクリスマスである「誕生」というキーワードがある。そこで私の無宗教葬儀のコンセプトになっている「超宗教」を組み込み、この4分間で不思議な空間に誘い込むというのがシナリオ。

 それには音響システム、音楽、照明が欠かせない。しかし、何より重要なのが私のお喋り。ここに葬儀社らしいエッセンスをちょっとサービス。さて、どんな世界になるのやら?

 曲の合間に誰も知らない映画の裏話も組み込みたい。私は雑学の引き出しだけは多く、映画の分野も3時間ぐらいなら喋れるだろう。

 今日の「独り言」をご笑覧くださいましたら大歓迎です。どうぞ、明日午後7時までに弊社のヒューマンライフギャラリー・シーンにご来社を。シンセサイザーの音楽のひととき、心からお待ち申し上げております。

 ご参加は無料ですが、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。
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