2008-10-29

自業自得?  NO 2304


 酒に弱い私、過去に2回体験した「二日酔い」の苦しさ、20数年振りに見舞われることになった。

 間違いなく限度を超えていた。食前酒の梅酒とビールで乾杯し、やがて熱燗の日本酒。ホテルの最上階でウイスキーの水割りを一杯飲んだのだから当然のこと。午後3時頃まで絶不調だった。

 日付が変る前に銭湯へ。脱衣場で真向かいの医院の先生と会ったら「奥さん、大丈夫?」とのお言葉。風邪気味で点滴を受けてきていた妻だが、お陰さまで少し楽になりましたと申し上げた。

 いつもの温めの浴槽に行くと、隣接する電気風呂に友人である割烹のオヤジが入っており、過日に行ってきたというゴルフのスコアを聞いていたが、二日酔いの話題から料理人らしい裏話を教えてくれた。

 包丁が「切れる」職人は酒を飲んでも許されるが、「味」に携わる料理人は舌の味覚を重視するところから飲むべきでないそうで、誰もが知る「一流どころ」を渡り歩いてきた彼らしい哲学だった。

 そんな彼、数日前に大阪府庁へ行ってきたそうだ。飲食に関する府税の納税協力で表彰されたのだが、過去にも何度か受賞の歴史があり、これまではホテルを会場として行われてきたのが今回は経費節減で府庁になったらしいということだった。

 玄関で橋下知事を囲んで記念写真を撮影し、握手をしてきたとご機嫌だったが、話題が体重に変ると深刻そうな表情に。それなのに、帰り際にアイスキャンデーを10本ぐらい買って帰ったのでびっくりした。

 スタッフが会社に届いた私への郵便物を届けてくれたが、その中に10月22日付けの「MJ日経流通新聞」が入っており、過日に取材を受けた私の記事が掲載されていた。

 サービス&エンターテイメントというページ、そこに「匠ファイル」として私がホテルで講演している写真があり、「冠婚葬祭の演出 全国に伝授」「出過ぎず配慮細やか」という見出しでプロデューサーという切り込みで書かれていた。

 取材の際、結婚披露宴の新郎新婦入場で拍手をするべきでないや、両親への感謝の場面で両親と新郎新婦の席をチェンジさせるテクニックを伝えたら驚かれ、勝手な思い込みの中に逆転の発想があることを初めて知られたようだった。

 今夜から冷えるそう。遅れていた近郊の紅葉が一気に加速するようだ。北国から雪の便りも。何よりも人の恋しさが募り、過ぎゆきし年月を思い懐かしむ、なんてフレーズが浮かぶ秋の訪れである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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