朝の喫茶店でのモーニングタイムの後、数日前から兆候が気になっていた体調からいつもの医院へ行った。入り口に入ろうとした時にマスク姿の２人にばったり。それは数日前からずっと気になっていた割烹の友人夫妻で、来月６日まで休業することにしたそうだった。

コロナ問題で世界中が混乱する中、身近な立場にこんな影響が及ぶと驚いたが、彼が「お客さんがコロナウイルスを持ち込んで別のお客さんに感染させたら最悪だと」と言い、その決断は賛辞を贈りたい英断だと思えた。

夫婦互いが庇い合う仲の良い素晴らしいコンビだが、奥さんを高校生の頃から知っているので懐かしく、私と彼女は昔の疎開道路の林寺新家町にあったパチンコ店「大三」の裏に出ていた屋台のたこ焼きの醤油味を知っており、いつもその話題に進むが、その醤油味のことは不思議なご仏縁に結ばれる気仙沼の「なにわのたこよし」さん夫婦に伝え、その後に採り上げられることになった「人生の楽園」でも紹介されていた。

今日、昼前に入浴したが、タオルに入っている文字を見てびっくり。その時に利用した「気仙沼プラザホテル」のものだったからだ。

医院では様子を見ましょうと言うことで薬を処方していただいたが、序でに半年前頃から痛み出していた右手の親指の爪を診ていただいたら、「これは痛い筈だわ！」と奥さんに腕を押さえつけられ先生が爪切りで半分ほど切って下さったのだが、麻酔もなかったので大きな声で叫ぶほどの激痛が伴い、ベッドで点滴を受けられていた患者さんがさぞかし驚かれただろうと想像する。

続いて奥さんが電動の機材で爪を削ってくださったが、これは痛みを伴わなかったので助かった。処方箋を持参して薬局で薬を貰って帰宅したら、来られていた訪問看護師さんも帰られた後で、妻もデイケアサービスに出掛けた後で、昼食は商店街に出掛けて「せんば食堂」で蕎麦を食べて来た。

コロナの死者が世界中で８万人を超えたそうだし、感染者が１５０万人以上というので衝撃を受けたが、我が国の死亡者の７割が男性という事実にびっくり。症状のない人達から感染もあるそうで恐ろしい。

ずっと外食をしている私だが、ヘルパーさんに買い物や食事の準備を頼めるそうだが、現在は掃除と洗濯だけお願いしている。

今日の訪問看護師さんから「読んでくださいね」と置かれた文書には、「コロナウイルス感染症への対策のお知らせとお願い」とあり、手洗いとマスクが対策の基本ですとあった。

昨日に行った病院でも待合室の椅子や扉のノブをスタッフが定期的に消毒されるのを目にしたが、本当に危険と臨戦態勢にあるという現実を再認識した。

「アベノマスク」という言葉が目立っていたが、２枚ずつ配布するだけで４６６億円も要するので物議になっているようだ。世界中の医療関係者や科学者達が研究に取り組み、コロナに打ち勝つワクチンや薬を世に出して欲しいものだが、ウイルス自体が進化していくことを考えると恐ろしい。

今日もヘルパーさんがやって来てくれて洗濯をお願いしたが、要支援と要介護の高齢夫婦が自宅生活をするには大変で、今日も医院の先生から有料老人ホームの入居も考えるべきとアドバイスがあった。

妻の中学時代の同窓生から電話があり、コロナ問題から集まることも出来ないが、落ち着いたら同窓会をと誘われていた。

私が大病を患い、３ヶ月間のリハビリを終えて退院してしばらくのことだった。妻の熊本県の実家を後継している弟が６０代の若さで亡くなってしまい、私も日帰りで葬儀に参列したが、往路の「みずほ」、復路の「さくら」のグリーン車を利用したら、当時はジパング倶楽部にも入会しておらず、往復で５万円前後の交通費にびっくり。帰宅してから夕刊を見たら、天草と黒川温泉に２泊の往復グリーン車利用で５万円という旅行企画が掲載されており、＜２泊分はいずこへ？＞なんて嘆いたことを憶えているが、現在のコロナ問題は東日本大震災や熊本大地震以上に観光産業に影響を与えているようで、落ち着いたらどんどん温泉旅行に出掛けたいと思っている。

今日の写真はＪＲ西日本が運転を予定していた寝台特急「銀河」だが、コロナ問題からまだ実施されていないようである。