2019-03-08

思い出したこと  NO 8446

ピピの社長の絵文字カード自宅の郵便ポストに天理教の発行するプリントがあった。そこに次のようにあったので原文のまま紹介する。

『小学校の理科の時間、先生が子供たちに質問しました。「雪が解けたら何になる?」多くの子供が「水になる」と答える中、一人の女の子が手を挙げて言いました。「春になります!」』

裏面には『人間は「大自然の懐」に生かされているとい見出しで、次の様に書かれていた。

『科学技術は進歩を続け、私たちの暮らしはますます便利で快適なものになってきました。そのせいか、「科学にできないことはない」と考える人も少なくないようです。しかし、科学にできることは、実はほんの一部にすぎません。たとえば、お天気にしても、人間の力を超えた「大いなる働き」の存在に気付かされます。晴れも雨も風も、人間が科学技術をもって操作することはできません。ひとたび台風が来れば、通り過ぎるまで待つしかないのです。「雪が解けたら水になる」は科学的に見れば正解です。しかし、大自然という懐に抱かれた人間が、生かされていると謙虚に思うとき、「春になる」との答えもまた、大いなる自然の摂理を言い当てた「正解」なのかもしれません』

この文章を読んだとき、40数年前に熊本のホテルに宿泊していた際に朝刊で紹介されていた記事のことが思い浮かんだ。それは次のような内容だった。

『小学校の算数の授業中に「丸いリンゴを3人兄弟で等しく分けるにはどのようにすれば?」とい問題で、答えは「360度を三分割して120度」ろなるが、回答用紙を生徒達に渡したら、一人の生徒が先生のところへやってきて質問した。「私は3人兄弟ですが、丸いリンゴを分けるときは四分割して一つをお仏壇にお供えすることになっており、亡くなったおばあちゃんの教えです」と言ってきたのだが、先生は「90度」と回答した答案用紙に大きな三重丸を与え、算数では「120度になる」と丁寧に教えた』

この話は感銘を受け、その後の講演のネタとして紹介させていただいたが、世の中には教えられることが多いものである。

コンビニの24時間営業に関する問題が話題になっているが、コンビニが社会へ登場して間もなくの出来事を思い出している。

定年前に急逝されたご主人の葬儀を担当してから一周期を迎えた頃、奥さんが退職慰労金と生命保険で自宅と庭を改造してコンビニを始めたのだが、それから3ヶ月も経たない内に店舗を譲渡されてしまった。

不動産業者と契約していたコンビニ会社を間に入れ、随分と低価格で譲渡されたので話題になったが、奥さんの行動は目に留まった新聞記事からで、他店のコンビニで深夜のアルバイト店員が押し入った強盗に刺されて重傷を負った事件で、他人様の子供さんを働かせてそんな事件に巻き込まれたらという心情からで、その後奥さんは様々な教室に通ってご趣味を造詣深くされ、息子さんや娘さん達に看取られて静かにこの世を出立され、その葬儀も私が担当していた。
弁護士という仕事は法律の専門家であることは当然だが、常識ある社会性と納得させる説得力のある国語力が重要で、原告側に提出した文書の内容が誤っていることが判明した場合、速やかに謝罪文を提出して撤回する行動も大切である。

この行動がしなかったら原告側は怒りのままで解決は難しく、被告にとって最悪の道を選択させることになる。

現在の訴訟で被告の弁護士は失礼な答弁書を提出して来ただけでなく、「忘れていました」と法廷を欠席したこともあるし、答弁書の提出期限を何度も過ぎたこともあるし、徹夜で作成したのかはしらないが、早朝にFAXで送られたこともあった。

そんな素晴らしい二人の弁護士に依頼した被告だが、果たして結末はどうなるのだろうかと思っている。

今日の写真は広島のピピの社長からプレゼントされた絵文字カードで、彼女はいつもびっくりするような丁寧な手紙を送ってくれ、その中には素晴らしい絵文字カードも添えられている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net