2019-01-17

忘れないように  NO 8422

メガライナー日課の散歩中、同年生まれの友人と会った。自転車に乗っていた彼が、お母さんが入院している病院へ行く途中で、よく知っている方なので快復を願って心の中で手を合わせた。

 
今日は阪神淡路大震災から24年目を迎えたが、自宅で体験した午前5時46分の予想もしなかった大きな揺れは思い出すだけでもゾッとする恐怖だった。

あの日は林寺センターと生野会館の2ケ所で行われていた葬儀の司会を予定していたが、どちらも地域の会館でお通夜に来られていた親戚の方々の多くが交通機関の不通や道路、橋梁の通行止めから参列出来ず、ご遺族の方々が二重の悲しみとなっていたことも忘れられない。

その後に犠牲となった方々の葬儀も担当したが、阪神間の火葬場の施設の損壊被害やアクセスの問題から周辺の自治体にも影響が及び、大阪市内で普通の葬儀が一週間以上も待たされる大変なことも起きていた。

電話が通じなくなって困ったことも忘れられないが、出棺をして近鉄前を通って大正区の小林斎場に行くのに西に向かうと、市大病院の前から西は停電から信号が誘うせず、大混乱の情景は衝撃の体験だった。 

風化する懸念が表面化しているが、絶対に忘れてはならない出来事で、神戸のモニュメントや淡路の展示施設にも行ったことがあるので改めて手を合わしながら、大きな地震が発生しないように祈っている。

午前中、テニスの錦織選手の試合中継を観ていたらテロップに速報が流れて口永良部島の火
山噴火報道にびっくりしたが、数日前のネットのニュースの中に徳島県沖の海底で地滑りの危険性があるという研究発表があり、もしも起きたらインドネシアの津波のような前触れのない現象も予想されていた。

自然災害は誰も避けられない人の世の宿命かもしれないが、大雨や台風なども本当に恐ろしいもので、昨年の台風21号の恐怖体験は二度としたくないと願っている。

前号で「小説 葬儀屋七万歩才のあの世の旅」に触れたが、物語の内容について問われるメールがあったので、ここで書くことにする。

主人公である葬儀屋が突然に「あの世」の世界に旅立ち、三途の川から始まってあの世の裁判官達と会うと言う奇想天外な物語だが、「十王」という経典から描いたものであり、初七日から四十九日までの七人の裁判官とのやり取りがキーワードになっているが、中でも三十五日を担当する閻魔大王との接見が面白いと言われ、毎日新聞の編集委員との対談記事が掲載されて話題になったものである。

その後に「小説 お葬式はハプニングにのって」やエッセイの「悦生」などを発刊したが、この齢になってまた裁判の物語を発刊するとは予想もしなかったことだが、この世を出立する前に私の生かされた証として残したいと思ったからである。

昨日のニュースで沖縄の県民投票について採り上げられていて、一部の市長の考え方から投票に参加しない行動もあるようで、その背景に自民党の衆議院議員の働き掛けた文書が問題になり、弁護士の肩書を有する彼が憲法に反する内容の文書を書いたことに驚いたが、「決して強要ではりません」と釈明会見の言葉に何と無責任なと唖然とした。

弁護士とは依頼人の利益優先で、「黒」と理解していても「白」と言うが、前述の議員は「党の利益」と「自身の保身」を優先したような行動の感を覚え、ニュースキャスターが「憲法に抵触する」と指摘していたのが印象に残った。

数年前の軽井沢のバス事故も衝撃だったが、多くのバス会社で悪習が続いているという報道に驚いたが、バスの整備不良から起きる火災事故も多く、飲酒運転、過労による居眠り運転などの撲滅は当たり前だが、心疾患や脳疾患と言う突発的な容器も恐ろしく、乗務員の定期的な健康診断も重要である。

私の妻はバスに恐怖感を抱いている。過去に関東に在住する孫に会ってバスで帰阪した際、東名の静岡付近でエンジン付近から火災が発生し、幸い近くにあったパーキングエリアで避難出来て事なきを得たが、バスは全焼してしまい、タクシーと新幹線に振り替えられて帰阪していた。

また、その後に甲斐善光寺にバスで参拝した際、山梨県の富士屋ホテルに宿泊した際、朝食時にテレビのニュースにびっくり。関越道で大型バスが居眠り運転から側壁に激突する事故がほうどうされていたこともあったからだが、白馬から長野駅まで1時間15分のバス利用する予定があるが、事故のないようにと願っている。

今日の写真は3台が運行されていた内で2台が東名で火災事故を起こしたメガライナーを。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net