2015-10-12

大沼と函館のこと  NO 4339

函館 赤レンガ倉庫前号で触れた「千の風になって」の歌詞だが、特徴的なことに「秋・冬・朝・夜」が入っているのに「春・夏・昼」が入っていないことで、悲しみからいつか少しでも忘れることが出来るように願って創作して来た私のナレーションの言葉と異なるので興味を抱いていた。

私のナレーションでは「春を迎えられない冬はない」「朝を迎えられない夜はない」というようなことを語っていたが、それはそんな日が訪れることへの希望の願いで、悲しみのご遺族へ語り掛ける言葉だった。

立山や富士山に初冠雪というニュースがあったが、季節は秋の真っただ中。「紅葉は葉の燃焼であると言われています。野や山が紅(くれない)に染まり、北国には雪の便り。何よりも人の恋しさが募る秋」なんて司会の言葉を語っていた時代もあるが、振り返れば懐かしい思いがする。

ちょっと遠方へ夫婦で出掛け、帰路の寺田町駅の改札口で弊社の女性司会者と偶然みたいに会った。彼女はお通夜の担当を終えて帰宅するところだったが、明日の葬儀を担当してその夜のお通夜の司会を担当する。

故人とは随分と昔からえにしがあり、お通夜と葬儀に参列しなければならないが、葬儀の当日の午後に遠方から来阪される人達を迎えるので葬儀が午前中だったので重ならなかった。

今日の午前中、日課の散歩に出掛けたが、青空が見えているのに雨が落ちて来た。自転車の女性が傘を準備されてから私の横を通られた際に「雨が降って来たけど大丈夫ですか?」と声を掛けてくださった。目が不自由なので何方かははっきりと分からなかったが、優しい人柄を感じる言葉で後ろ姿に「有り難う」と手を合わせた。

西の空は明るいし青空も見える。雨が落ちている上だけ少し黒っぽい雲がある。すぐに上がるだろうと思っていたら2分ほどで上がった。

さて、予想しなかったことが起きている。刊行した愚書のことを知人から耳にされた方から電話があり、数冊欲しいと言われたからで、今月にッ時入ってからこんな話が多く、手元にないのでまたアマゾンに注文して取り寄せなければならなくなった。

ネット社会になって刊行したのは初めてだが、思わぬかたちで広がって行くことを実感した。

随分昔に書いた愚書の2冊の小説「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」と「お葬式はハプニングにのって」はどちらも新聞記事に採り上げられて話題になったが、増刷をするつもりがなかったので初版だけに限ったが、その後にどうしてもという別の出版社に懇願されて限定で少しだけ増刷を許可した歴史もある。

そんな30年も前の愚書を所望される方も出て来たので驚いているが、これもネット社会の影響からだろうと想像している。

今日のBSの番組でニセコから二股、長万部に立ち寄り函館へ行く旅番組を放送していた。過日に書いた函館の夜景のことも出ていたが、2年前に体験した出来事を懐かしく思い出した。旅館から送迎を担当してくださったタクシーの運転手さんが「夜景を観るべきです」と函館山のロープウェイの乗り場に連れて行って貰ったのだが、外国の団体旅行者が300人ぐらい行列しておりかなり待たされる覚悟をしていたら、係りの方と何か話していると思っていたら障害者ということで優先されることになった。

ロープウェイは大型なので多くの人を乗せることが可能だが、それでも15分程度は待たされることになったと想像している。

季節は11月の下旬だったので冷え込みも厳しかったが、そのお蔭で夜景を観ることが出来た。

今日の写真は函館の観光スポットとして知られる「金森赤レンガ倉庫」に行った時に撮影したもので、バックに函館山が見えている。

この赤レンガの倉庫群の内部には多くの店舗が入っており、ガラス細工、お菓子、甘党の店、レストランから土産品まで様々な世界があり人気となっている。函館に行かれた際にはお勧めである。
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