2017-08-25

夏の風物詩  ǸО 7054

閻魔大王知人が脳梗塞で入院している。異変を感じて病院へ行ったのが幸いだったようで、間もなく後遺症もなく退院出来ると聞いて安堵した。

彼は月の半分ぐらいを山間部にある別荘で暮らしているが、奥さんのいる自宅で発病したことが幸運であり、別荘なら最悪の現実を迎えていただろうと想像する。

私と同じ頃に同じ病気になった知人がいる。久し振りに会ったら松葉杖を手にしている。少し前は杖を片手に歩いていたが、事情を聞いたら躓いて足を痛めたそうである。

高齢になって気を付けなければならないのが骨折で、骨粗鬆症という問題もあるし「いつの間にか骨折」という言葉も衝撃である。

商店街を歩いていると昔に公設市場だったところの斜め向かいにキリスト教の教会がオープンしているのが目に留まった。近くの商店主が「びっくりです」と驚いていたが、独特のオルガンの音色や讃美歌が聞こえて来るのだろうかと興味を抱いている。

今年の暑さは暴力的な感じがする。自分がそれだけ弱ったのかもしれないが、歩行スピードのダウンも著しい。

東北や北陸で降った雨が半端じゃなかった。ニュース映像でびっくりしたが、全国各地で大雨が降る気象におかしな思いを抱いてしまう。

テレビの番組で源信の「往生要集」を特集していた。あの世での裁判のことも触れていたが、遠い昔に書いた小説「葬儀屋七漫歩才のあの世の旅」のことを思い出してしまった。

いよいよ見え難くなっている。この辺りで切り上げて「10年前の独り言」から転載する横着をしよう。

地蔵盆  NO 1954   2007-08-24

我が大阪は「地蔵盆」の季節、あちこちに存在しているお地蔵さんの飾り付けを行い、子供向けのイベントや大人向けの盆踊りを同時に行っているところもある。

世話をされる方々に高齢化の波が。そんな事情から弊社がテント設備やテーブルなどのセッティングを依頼されることが増え、数日前から葬儀の合間にスタッフ達が走り回っている。

私の自宅前のお地蔵さんのイベントは賑やかである。何より世話人達が多くてそのチームワークが素晴らしい。<そんなものまで!>というような備品まで有し、近隣の地蔵盆とはパワーと趣が違っている。

名前入りのお揃いのTシャツ姿も目立っているが、「カキ氷」「ヨーヨー釣り」「抽選会」などの企画があり、多くの子供達が集まってきている。

多くののテントが準備され、地域の皆さんから「お供え」という浄財をいただき、お寺様をお迎えして焼香も行われるが、もう30数年前から恒例となっているのが数珠回し。百万遍というような大それたものではないが、宗派を超越した行事として認識され、毎年継続されてきている。

提灯吊りや電気の配線などの仕事も大変だが、地域の女性役員さん達が食事の準備までしてくださるので有り難いこと。私も一段落した昼間に缶ビールを頂戴した。

カキ氷の人気が高かった。みぞれ、レモン、イチゴの3種にコンデンスミルクと金時豆を準備、それぞれが「試食を」ということで口にしたら懐かしい味。「10年振り」「20年振り」という人もあった。

大きなキャラクター風船やオモチャの抽選商品が100個以上もある。それぞれを10個ずつ分けて箱に収めて準備がされていたが、そのすべてが「メイドイン・チャイナ」だったのには衝撃だった。

30年前にアメリカ西海岸にあるディズニーランドとユニバーサルスタジオに行ったことがあるが、お土産を買った大半が「香港製」だったのが印象に残っている。

夜に行われた抽選会が済んだ頃、空模様が怪しくなったと思っていたら大雨、テントの下にゴザを敷いて反省会的宴会が始まったが、そこで中心となったのは野球談議。中でも阪神タイガースが中心であることは言うまでもなく、実況中継で負けていたのであまり盛り上がらなかったようだった。

今日の写真は閻魔大王で、「ヤマ」とも呼ばれ、今回はチベットで描かれた絵であるが、お地蔵さんが閻魔大王の化身で世の中を見ているという説もある。
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