2016-05-30

観たい、行きたい  NO 4870

タヒチ深夜の放送を観ていたら美しいタヒチを特集する番組をやっていた。中心になっていた地名は「ボラボラ島」で、過日に紹介した広島の「ピピ」の社長がリフレッシュ旅行に出掛けた場所。彼女はブログ「ピピの日記」で紀行文に写真を添えて書かれているのでご訪問を。

番組の中で海の美しさにびっくり。「エイ」や「サメ」が人間に慣れていて寄って来るそうだが、100%安全ではないようなことを説明していたので驚いたが、元気だったら行ってみたい所である。

また、我々両者に深いご仏縁のある愛媛県松山の同業者の専務が、大きな地震で大被害が出た熊本城のことを思って、地元の松山城へ行ってみて、自分が恵まれていることを悟ったようなことがブログに書かれていた。

その前の号では彼が講師を担当しているブライダル専門学校のことに触れ、娘さんを同行させて受講を体験させたら、パパは凄いという感想を抱いたようだが、ブライダルの世界に葬儀社が講師として招聘されることは稀なことだろうし、彼の話では受講者の口コミからその価値観が認識されて数年続いているそうなので立派な活動と伝えたい。

先月の初めに四国の地を半周し、行ってみたかった「四万十川」流域を各駅停車で走行したが、その時に彼に大変お世話になったことに改めて感謝しておこう。「有り難うございました」。

私自身も多くのブライダル司会者の指導を担当して来た歴史があるが、前にも書いた実際の出来事をもう一度紹介しておこう。

100人を超すブライダル司会者のセミナーだった。講師として壇上に上がって第一声で言ったのが「結婚式の司会を出来る人は挙手してください」というものだったが、瞬時に大半の人達が挙手をされた。

ちょっと間を開けて「もう一度お尋ねします。結婚式の司会が出来る方は挙手ください」というと気付いた方達がいたようで、約半数の人達しか挙手されなかった。

もうお分かりだろうが、そこに出席されていた人達は「結婚披露宴」の司会者であり、結婚式」の司会者ではないのである。

「私は神式、仏前、クリスチャンなど、宗教者としての資格はないけど司式や司会は可能です」と発言すると受講者達が意外な表情を見せた。

「私が専門としている葬儀の司会には導師、斎主、司式などそれぞれの宗教者がおられ、そのお手伝いとして進行係りを担当しているもので、ブライダルに当て嵌めてみれば『葬儀式』が『結婚式』で、『告別式』が『披露宴』となり、皆さんは『告別式司会者』の立場となる訳です」

そんな発言を想像もしていなかったみたいで、ちょっと教えて貰ったら明日から葬儀の司会が出来ると勘違いされていた人達の表情が一変し、会場は緊張の空気に包まれてしまった。

元々このセミナーの企画をされた組織団体は、ブライダルの司会の仕事が激減して来ている中で、葬儀司会者として派遣することが出来たらという発想で開催されたもので、「私達はプロの司会者よ。葬儀の司会なんてちょっと触りだけ教えて貰ったら出来る」なんて安易に考えていたみたいで、同行していた弊社の女性司会者は私に担当して欲しくなかったと本音を溢していたこともあった。

葬儀とは何か? 悲しみとは何か? 命とは何か? 宗教とは何か? そんな内容でも講義を進め、与えられていた時間が終わって「明日から葬儀司会者が出来ると思った人は挙手ください」と質問をすると、誰も挙手されなかったので同行していた弊社の女性司会者の留飲が下がった出来事でもあった。

今日の写真はタヒチの光景。ピピの社長のブログから拝借した。
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