2021-01-16

シナリオの急転  NO 8689

国内で感染者が一日で5000人を超えたニュースがあったが、イギリスではその10倍の感染者が出ているそうで驚く。

感染から亡くなる人達も増えているが、我が大阪は国内で死亡者数のトップにあることを知って衝撃を受けた。

数日前にテレビのニュース特集に大阪府のコロナ対策のトップにいる女性へのインタビュー場面があったが、彼女の「あのう」発言のオンパレード「に大丈夫か?」と疑問を抱いた。

夕方のニュース番組で天気予報があったが、「天気図を見ていただきたいと思います」「全国の気温をご覧いただきたいと思います」という「思います」のオンパレードに日本語の乱れを顕著に感じながら情けなくなった。

明日は阪神淡路大震災から26年目となる。当時から軽い精神安定剤と睡眠導入剤を医師からから処方されていた私は、未明に目が覚めるなんて想像もしていなかったが、当日は想像を絶する揺れと家が軋む音に気付いて目が覚め、尋常でないと思って2階に上がりテレビを観て「震源地は?」とNHKに似合わせたら、宮田アナウンサーが「かなり強い揺れを感じる地震がありました」とアナウンスをされていたが、報道室の天井から下がっている看板がびっくりするほど揺れていたことが強烈に残っている。

まさか阪神間で甚大な被害が発生しているとは思わなかったが、国道43号線に沿っている阪神高速道路が倒壊しているニュース映像に只ならぬ事態を感じ、しばらくして神戸方面でのあちこちの火災の状況を伝える映像に衝撃が走った。

当日の私が担当する葬儀は2軒あったが、前日に60人の親戚さんが参列されていた式場も、半分程度の人しか来られなくてその事情が通行止めなどで行けないという現実だった。

導師を務められるお寺様も、車が無理なので自転車で来ましたと言われ、荷台の装束を包まれたた風呂敷包みを控え室へ運んだことを憶えている。

その葬儀を終えて次の地域の式場へ行ったが、、こちらも多くの親戚さん達が来られなくなり、大正区の小林斎場に向かってご出棺をしたが、現在のあべのハルカス前から西にある大阪市立大学付属病院から西は停電で信号が機能せず、大変な苦労の道中となり、通常時の3倍近い時間を要した。

多くのスタッフ達の出勤も叶わず、限られたスタッフで対応したが、私の人生で忘れ得ぬ日となった。

その数年後、大阪都と神戸のメンバーが担当して加盟する協会の研修会を行ったが、震災で2700人のお世話を担当された神戸の公交詢社の社長の体験談に受講者が涙を流すことになった。

その後毎年追悼式が行われてきたが、10年目の時は平成天皇両陛下が出席され、前日のリハーサルで私が天皇陛下の役で入場した体験談も忘れられない。
 
行政は最悪の想定を抱く危機管理能力が求められるが、「市民以外は火葬できません」とか途中の道路の陥没で通行止めになったケースもあり、大阪市内でも犠牲者でない方の火葬が8日も待たなければならなくなり、スタッフ達が次々に担当するご当家に連日訪問していたことも鮮明に覚えている。

誤解を招いたらいけないので触れておくが、私が安定剤と睡眠導入剤を処方されたのは高血圧を下げる目的であり、今でも続けているのだから大変だ。

その後に淡路島へ行くことがあり、北炭町にあるミュージアムに立ち寄ったら、「神戸の壁」や「野島断層」が残されており、不思議なご縁で、その数年後にその設計を担当された会社のトップのホテルでの偲ぶ会を担当することになった。

その会社は阿倍野の天空館や北斎場の設計も担当されており、不思議なご縁で喪主を務められた奥様のお悲しみの表情を今でもはっきりと憶えている。

犠牲者の葬儀も数軒担当することになったが、ご夫婦のご不幸を担当したことも忘れられない。

昨日にタクシーを6回利用した。銀行で入院費用を準備しようと銀行に行ったら、ご本人しか出せませんと言われて憤慨し、帰宅してから病院の請求書や領収書を持参して再度行くことになった。

「入院している本人に来ていただかないと」なんておかしなことで、病院への振り込みを利用するように言われたが、「振り子Pも医手数料が必要だし、クレジットカードで支払ったらポイントが発生する」と言ったらそれ以上は無理と判断されたみたいで移してくれたが、オレオレ詐欺から守られる行動かも知れないが、担当スタッフ達の業務のスキルを学ぶ必要があると感じた出来事だった。

妻も私も娘のいる関東へ転居する予定で進んでいたが、我が家に来てくれているケアマネージャーさんの提案から、予想もしていなかった進展があり、病院へ行きその旨を本人に伝えたら、「それがいいわ」と納得してくれ喜んでいた。

今日は朝から医院へ行った。先生ご夫妻に将来は娘のいる関東へと申上げ、先生がその時は私のこれまでの病気のデーターの全てを出力してくださると仰っていただいた。
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