2020-06-10

コロナに負けるな  NO 8814

貸切露天風呂昔から飛行機は苦手である。半世紀前に体験したのが長崎の大村空港から伊丹へ向かうフレンドシップ機の機内での出来事で忘れられない。福岡県上空で飲み物のサービスが始まったのだが、私の席にCAが近付いた時、衝撃的な乱気流に巻き込まれ、お盆の上に載っていたコーヒーや紅茶が私の胸部と腹部に飛んできて、予想もしなかった熱い思いをさせられた。

東京から伊丹へ向かうDC8型機での乱気流も酷かった。静岡県上空から鈴鹿山脈まで続いたが、隣席に航空会社のパイロットがおり、「今のは150メートルほど落ちた」なんて解説があったので心の中で「助けてくれ!」と叫んでいた。

昨年の夏に友人と北海道へ行ったが、往路の青森県上空で到着が遅れるというアナウンスが流れた。函館空港の管制塔で不具合が発生しており、目視で着陸をするらしいが、生憎と天候が悪くずっと雲の中を飛んでいた。

そんな時、一瞬雲の間から地上が見え、五稜郭がはっきり見えたのでもう安心と落ち着いたが、いやはや飛行機はやはり恐ろしい物だ。

5年前にオーストラリアに行ったが、パース空港からキャンベラへ向かう737―8型機が、離陸しようと滑走を始めたのにしばらくすると離陸を中止し、もう一度滑走路へ戻ることになったが、機内のアナウンスが流れても乗客が落ち着いた様子だったので安心したが、エンジンの不具合などの問題ではなく、管制塔からの指示でそうなったようだった。

ネットの記事の中に面白い指摘があった。飲食店でテーブルの上の食器類を提げる際、「こちら提げますね」と言われると追い出されるような心情になるが「そんな思いをさせない言葉として「テーブルの上を広げますね」と言い換えれば良いというものだった。

私がホテルマン対象の講演で「否定語」と「肯定語」について話した憶えがある。ラウンジに閉店ギリギリにやって来たお客さんが「コーヒーを」と注文されても「コーヒーはございません」と否定するなということで、「紅茶なら誤用できますが」という肯定語で対応すれば問題ないということだった。

これは、我々葬儀社に掛かって来る知人や友人関係の訃報を知った人達の「お供え」の問題だが、対応する時間が限られると「出来ません」と断ってしまうが「**ならご用意出来ますが」と対応すると相手側も安堵されることになる。そんなスタッフ教育も重要である。

今日の大阪の豪雨も凄かったが、梅雨前線が持ち込んできた気温上昇が半端じゃなく、エアコンがなければ確実に熱中症になるだろう。会津若松市で36.4度を観測したそうでびっくりだが、数日前の埼玉県越谷市で記録した10分間で「50㍉」という豪雨も衝撃だった。

他府県への移動が近々に解除されるみたいで、運休中のJR九州の特急列車も19日から運転が始まるそうでホッとしているが、感染しないような基本的なガードをしっかりとしないといけないようだ。

妻の友人が入院していることを知った。公園のベンチから滑り落ちたことで両足の大腿部を骨折したというので驚きだが、高齢になると骨密度の低下もあり、骨折しやすくなるので気をつけよう。

私に関する様々なスケジュールがコロナ問題から遅れており、新しく書き上げる小説は何処かの温泉旅館で一週刊閉じこもってみようかとも思っている。半世紀前に出版した「お葬式と春夏秋冬」は、大阪の東にある生駒山の麓にある石切セイリュウで3日間籠もって構想を練った思い出があるが、3日間の全ての食事が全く同じだったので閉口した。

2日目は私の誕生日だった。妻の依頼から鯛の塩焼きと赤飯が出されたが、今となっては懐かしい思い出となっている。

セイリュウはその後に大阪南警察署の近くにブラジリアというブラジル人に特化した飲食施設をオープンさせ、私もメンバーとして入会し、地方から来られた人達を案内したら喜ばれ、地下のホールで行われていたサンバショウは本場の音楽が聴けたのでよく通った。

今日の写真は長崎県雲仙の「宮崎旅館」の貸切露天風呂だが、無料で利用できたので印象に残っている。今は大規模な耐震工事で休業中だが、リリューアルオープンをしたら行きたい一つである。
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