2019-11-17

旅の情報  NO 8638

道後トライシクル宮崎県にある上椎葉ダムで観光放流されたニュースがあった。もう半世紀前の思い出だが、この椎葉の地には忘れられない体験がある。

国道57号線から阿蘇大橋を渡り、阿蘇の裏側から高千穂へ抜けようと考えて走行していたのだが、何処かで間違えしまったらしく、目に留まった人物に尋ねたら、「この道を真っ直ぐに」と教えられ走り出した。

ずっと地道の上り坂が続き、1時間以上を経過しても下りにならず、意地になってしまった感情から「行き着くところまで」と走り続けた。

それからまだ1時間以上上り続けた。やがて地名を表す標識があり、そこに「国見峠」とあった。そこから一気に下り坂が延々と続きダムが見えたのが上椎葉ダムだった。

椎葉は民謡の「ひえつき節」でも知られる地だが、一説によると平家の落人達の集落とも言われるが、数年前のNHKの「新日本風土記」で採り上げられ、山を焼く農耕が続いていると紹介されていたので懐かしく思いだした。

ネットで数年前に「国見峠」で検索したら、一部のマニアで情報交換されている「酷道」でも有名な道路で、舗装された道路を走行した人物の体験記が掲載されていた。

上椎葉ダムから川沿いにカーブの多い地道を下って出て来たところが日向市で、日没を遙かに過ぎて午後8時頃になっており、疲労感と空腹で市内の旅館を探し、無理を言って食事を用意して貰ったら、びっくりする大きさの鮎の塩焼きが出されたのを憶えている。

宮崎県は「神話のふるさと」というフレーズで観光案内をしているが、10年前から「特急 海幸山幸」を運転している。

「海幸彦」と「山幸彦」の話は小学校時代に読んだ記憶があるが、確か釣鉤の紛失から争ったような物語だったと思うが、宮崎の地は「伊耶那岐命」の禊ぎの神話も伝わっており、高千穂、鵜戸神宮などにつながる昔話は、日本書紀に出て来る昔話なので興味深い。

特急列車「海幸山幸」の路線の中で「飫肥駅」で売られている郷土料理「おび天蔵」も有名で、テレビの旅番組で紹介されていた。

青島後には三輪タクシー「トゥクトゥク」存在するので乗ってみたいものだが、愛媛県の道後温泉には電動で走る「道後トライシクル」のレンタカーもあるそうで、ゴルフ場のカートみたいな4人乗りなのでこれも乗ってみたい。

宮崎県には「神楽」が多いことでも知られるが旅の情報誌に「高千穂の夜神楽」「椎葉神楽」「西米良神楽」「高原の神舞」など13カ所が掲載されていた。

南九州にはユニークな特急列車が走っている。鹿児島中央駅から指宿に行くのに「特急指宿のたまて箱」を利用したが、前方から見ると縦に半分が黒く半分が白のカラーリングで、乗車時の扉の上から浦島太郎伝説に関連してミストが出ていたのを憶えている。

「特急はやとの風」という列車は、鹿児島中央駅と吉松駅間で運転されているが、旅番組によく出て来る「嘉例川駅」があるので立ち寄りたい。

「特急 いさぶろう・しんぺい」は、人吉駅と吉松駅を結んでいるが、熊本駅、人吉駅を結ぶ列車も運転されている。また、熊本駅から人吉駅には「特急かわせみやませみ」も運転されている。

九州新幹線が開通してから鹿児島本線の一部が「肥薩おれんじ鉄道」になったが、この路線で運転されている観光列車「おれんじ食堂」もユニークで、「モーニング」「ランチ」「スウィーツ」「スウィーツ&ディナー」などが運転されているので一度は乗車したいと考えている。

今日の写真は道後温泉で走っているレンタカー「道後トライシクル」を。
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