2019-06-08

列車の変更  NO 8497

三朝温泉 依山楼岩崎午前11時には寺田町駅から環状線で大阪駅に行くと伝えていたのに、朝から整骨院に行った妻が帰ってこない。整骨院に電話で確認すると「今お帰りになりました」と聞いたが、もう11時を遙かに過ぎている。それから15分ほどして帰ってきたが、「腰痛が酷くて歩けないので時間が掛かった」と言い訳から始まるので「まずは謝罪からだろう」と叱責したが、時間を戻すことはどうにもならない。

こんな場合は寺田町駅に行って列車の変更をして貰うこと。1回限りで手数料も不要なので助かるが、鉄道切符の事情を知らなかったらもったいないことになる。

「スーパーはくと5号」から「7号」に変更して貰ったが、予約していた旅館の送迎のことが気になっていたので、マナーとして列車の変更を伝えた。

大阪駅構内で昼食を済ませ、何処かにあったリラクゼーションマッサージを探して歩いたが、妻の腰痛は深刻みたいですぐに離れてしまう。この状態では行方不明になる恐れがあると考えて3番線のホームへ上がった。

ホームに4席だけのベンチがあったが、杖を手にする私の姿や尋常でない妻の様子を見られた女性2人が席を譲ってくださって助かった。

号車の乗り場を確認に行くと、JRの若い男性スタッフが「スーパーはくとにご乗車ですか?」と確認され、もう1人と一緒に乗るのですがと答えると、随分と離れたベンチにいる妻にわざわざ乗車口を伝えてくれ、その親切な行動に手を合わした。

入線した列車の2号車から乗車したが、妻の腰痛が最悪みたいで、仕方なく2号車の自由席に座った。

我々の切符は4号車のグリーン車である。大阪駅を発車して間もなく検札に来られた車掌さんがわざわざ4号車まで付き添ってくださったが、三ノ宮駅の到着前に「扉を開けないと行けませんのでお先に参ります」と追い越された。

「スーパーはくと」は揺れるので有名だったが、上下左右に揺れる走行状態は半端じゃなく、気動車のエンジン音を響かせながら130キロ運転がされていた。

北海道を走る「スーパー北斗」に何度か乗ったが、「スーパーはくと」は走行時に通路を移動することは危険なほどで、シートを倒してじっとしていた。

倉吉駅に16時20分の定刻に着いた。改札口を出ると私の名前を言った方がいたが、手にされていた旗には旅館の名称が確認できた。

案内されたマイクロバスに乗車したのは我々2人だけ、観光案内や過去に鳥取県で発生した大きな地震の被害などを聞きながら30分足らずで「依山楼岩崎」に到着した。

随分昔に利用したことがあるが、当時の記憶は何も思い出せなかった。

三朝温泉は世界有数のラジウム温泉で、別名「ラドン温泉」として知られているが、入浴、飲泉、ミスト吸引の3つが楽しめるので人気がある。私の足の冷えや妻の腰痛のこともあって露天風呂付きの部屋をお願いしていたが、HPの部屋のページに登場するタイプだった。

露天風呂に入ると川のせせらぎの音の中に「カジカガエル」の亡き声も聞こえるので風情があったし、この時期は蛍の季節でも知られていた。

病的な偏食があるので今回も「牛すき焼き」でお願いしていたが、昨年の湯村温泉と同じで半
分ほどを残すことになってしまった。

食事前と食事後に入浴したからか、妻の腰痛がよくなったみたいで、お願いしていたマッサージの方が来室された時は信じられないほど好転していた。

マッサージはお二人とも目が不自由な方だったが施術のレベルは高く、コスパとして得をしたような気がした。

団体さんが3組おられたが、その内の一組が中国人だった。鉄道マニアの使う言葉に「陰陽列車」というのがあるが、山陽側と山陰側を結ぶという列車のことを指し、上郡から智頭急行線を経て山陰を走る車内で「日本語」「英語」「韓国語」「中国語」のアナウンスが流れる意味を実感した。

今日の写真は利用した「依山楼岩崎」の501号室の露天風呂を。
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