2022-09-26

思い出したこと  ǸО 8957

二日間CD 慈曲続けてBSの深夜放送を観てしまった。一昨日、CMのないNHKなので一本が終わったら同組の2本目が始まる。3本続いて気が付いたら午前3時になっていた。

番組は「名探偵ポワロ」だが、昨夜も4本観てしまった。「ポワロ」はアガサ・クリスティー」の原作だが、「オリエント急行殺人事件を観てからファンになった。

「ショーン・コネリー」や「リチャード・ウイドマーク」が出演されていたことを憶えている。

数日前の特集で名作として知られる「カサブランカ」が「プロバガンダ的な作品だったことを知った。ハンフリー・ボガード」とイングリッド・バーグマン」の競演だったが、終盤の空港でのボガードの行動には語り継がれる名場面だ。「イングリッド・バーグマン」は「別離」「誰がために鐘が鳴る」などで知られているが、彼女はノーメークでオーディションを通ったという逸話が有名だ。

「カサブランカ」の映画は、ドイツ軍のイメージダウンを目的としたシナリオだが、大人の恋と言うシチュエーションでは優れたシナリオだったように思う。

割烹ををやっている友人のお勧め映画が「カサブランカ」だが、彼はデボラ・カー」と「ケーリー・グラント」の「めぐり逢い」もそうで、や「王様と私」も観たが、友人も「めぐり逢い」の大ファンであり、カウンター席で彼の亡くなった奥さんと3人で映画談義をしたことが懐かしい。

めぐり逢いのエンディングも素晴らしかったが、客船の旅で途中に立ち寄る島でおばあさんとピアノで歌う場面が印象に残っているが、過去に「慈曲」の作曲を依頼した彼女がヒルトンホテルのメンバーラウンジでピアノを弾かれていた時に招待されて立ち寄ったら、席に着くと同時に「めぐり逢いの」曲を弾いてくれたことが印象に残っている。

そんな彼女も数年前に亡くなられた、横浜、名古屋、札幌などで一緒に仕事をしたが、天才的な音楽家だった彼女、その死が何より悲しい。

「慈曲」のCDを製作しようと思ったのは葬儀で使える音楽が少なかったことで、シチュエーションのシナリオを私が書き。彼女が9曲を作曲してくれたものだが、打ち合わせしている時に私が過去に作曲した旋律を伝えると10曲目入れることになり、CDのジャケットの打ち合わせをしていた時に偶然来社された友人が「何をしているのですか1・」と言うので経緯を説明すると「私に任せてください」と制作してくれることになった。
マスターテープを全曲渡してお願いしたら、1週間後に「完成しました」と来社され、「慈曲」というタイトルの入ったジャケットを二点持って来てくれたが、縦バージョンと横バージョン」で」曲のイメージからすると横バージョンですね」決定した

正力松太郎と言う⒮著名な人物がおられたが、彼は「テレビは教養的な内容も重要で、CMを入れない番組も考えたい」と言われ、早朝の「宗教の時間」という番組が始まり、名刹、古刹、本山などのトップを招く内容が多かったが、我々が製作した「慈曲」のCDに興味を抱かれ、葬儀社の私が採り上げられることになった。

撮影は会社の事務所で行ったが、ホテル葬」の実際の映像も収録されて放送されて話題を呼んだ。

彼女のシンセサイザー演奏をバックに私がハーモニカでアマポーラを吹いたこともあったが、私の人生の出会いで貴重な人物だったと忘れない。
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