2020-02-12

不思議なご仏縁  NO 8709

ラッセル車昨日に理容店に行ったら休業日。第二第三月火は連休だった。そこで今日は朝からいつもの理容室へ行った。私より少し年上のご主人がカミソリを使って髪の毛を切ってくれる。その手つきは正に匠の世界。顔剃りのレベルも特筆のレベル。最近に価格破壊の理容店が登場しているが、全く求めるものが違っていると思っている。

友人が格安の理容店に行った話を聞いたことがあるが、彼はそれから二度とそこには行っていない。シャンプーをしないのは理解していたそうだが、真逆掃除機みたいなもので吸引されるとは思っておらず、「人間の尊厳に関わる由々しきことだ!」と怒っていた。

私がお世話になっている理容室は随分昔から交流があり、先代ご夫妻の葬儀を担当させて頂いたご仏縁もあるが、10数年前に阿倍野の天空館で担当したお通夜で印象に残っている出来事があった。

故人が理容店をされており、喪主を務められた息子さんが後継されていたのだが、「午後9時過ぎに業界の役員さん達が弔問に来られる」と言われ、業界の重要な会議を終えてからやって来られるということだった。

我々スタッフもその方々をお迎えしなければ戻れないし、大半の参列者が帰られた頃まで式場にいたら「来られました」と喪主さんの声。到着したタクシーから降車された人物を見てびっくり。それが冒頭のご主人だったからだ。

ご主人は業界の技術の部門で重鎮として知られる方で、全国にお弟子さん達が存在するが、地元の方々やお客さんの葬儀に参列されることもあり、私が大病を患って退院してからすぐに亡くなられた方の葬儀で「お別れの言葉」を捧げたら、「声は変わってもプロとは凄いですね」と驚いてくださったことがあった。

「私たちの業界も大混乱ですが、葬儀の世界も大変ですね」という会話に進んだ。私が何度もテレビの番組に出演していたこともご存じで、「何れ家族葬の時代が来る。それは業界の凋落だけでなく、仏教界にも大きな影響を及ぼし、日本という社会を根源から揺り動かすことになるだろう」と予見していたことが現実を迎えたことから驚かれていた。

「これまでの互助会とは違います」というテレビCMにびっくりしたが、これまでの互助会とは何だったんだと言いたくなるし、保険と勘違いをされて入会した人達が、保険ではなかったことを知ってクレームが多かった時代もあったが、そんな互助会が保険に進出していることもびっくりである。

散髪を済ませてから商店街の中に新しくオープンしている「老人ホーム」や「介護施設」の紹介センターに立ち寄り、パンフレットを貰って来た。

20年ほど前のことだが、地域に高齢者向けの施設がオープンすることになり、地元の役員さん達が関わっていたが、オープニングセレモニーのことを考えておらず、「大変だ!」ということになって助けを求められたことがあった。

前日に理事長さんと事務長さんと会って纏めたが、会場設営、看板、胸章などを準備すると「地元にこんな便利な方が」と大層喜ばれたのも懐かしく、今日立ち寄ったセンターもそのグループに関連していることを知った。

妻が退院してから私の歩行数が激減した。病院へ行っていた頃は日に1万歩ということもあったが、今は日に2000歩程度になっている。見舞いに来て下さった近所の方のご主人が亡くなられたことを知った。退院後すぐだったこともあり、葬儀を終えてから電話を頂いたが、私より数年年上だった人物でいつも会った際には話すこともあったのでびっくりした。

我が家の横が歩道になることを知ったが、東側が疎開道路に面するとなると横面が丸見えになって恥ずかしい思いがする。奥行きがあるので道路側を入り口にすれば間口6間程度になるのでさてどうするかと課題が増えたこの頃である。

今日の写真は青森でのイベントで公開されたラッセル車を。過日の号で触れた「酸ヶ湯温泉」だが現在でも3メートルを超える積雪があるそうだ。
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