2018-12-16

信じられないけど  NO 8402

白馬駅日本各地から様々な物が届く。デコポンやリンゴもあったが、今日は妻の友人が釣って来た「太刀魚」を持って来てくれ、友人の割烹に頼んで焼いて貰った。

太刀魚は妻の大好物だが、随分昔に自宅近くの寿司店の息子さんに誘われて和歌山県の加太の夜釣りに行ったことを思い出した。電気ウキを使って釣果は22匹だけだったが、小さなものでリリースしたことを憶えている。

私は若い頃に「ヘラブナ釣り」の道楽をしたこともあり、西名阪高速道路の香芝サービスエリアの下にある分川池に通ったものである。

愚書「葬儀屋 七漫歩才のあの世の旅」をご笑覧くださった方々はご存じだろうが、この長編小説の冒頭の書き出しは「ヘラブナ釣り」でそこから突然「あの世の世界」に巻き込まれる物語になっている。

冬季には水面に氷が浮かび厳しいが、広い浮桟橋でただ一人で時間を過ごしていたこともあり、早朝に出掛けて昼時に戻り、午後の葬儀で司会をすることもあり、自宅から車で30分程だったのでよく通ったが、当時にご一緒した方々の全員が「この世の人」ではなくなり、皆さんを送る葬儀の司会は勿論私が担当していた。

葬儀が終わってから「形見分け」として竹竿をいただいたこともあるが、棺の中に入れられるよりもプレゼントする方がベターで、私の所有する竹竿も形見分けに配って欲しいと思っている。

自宅近くに「ヘラブナ釣り」が趣味という人物がおられるが、ス年前からご入院されたままなので寂しい話で、銭湯で交わした釣談義が懐かしい。

その人物の知人が私に会いたいと来られたことがあった。私の所有する竹竿を見せて欲しいと願われたものだが、藁氏が大病から退院してから余り日が経っていなかったことから、

別注の「至峰」「や「一文字」の竿をプレゼントしたら「夢みたい!」と大層喜ばれ、今でも西田辺の近くにあるシャープ本社前の「長池」に自転車で向かわれる時に会うこともあり、恐縮するほど喜ばれ、大切にしていると語っておられた。

趣味や道楽の世界は興味を共有する人以外は無用の長物だが、人生には様々な道楽の世界があるものだが、我が大阪に出来るかもしれないカジノだけは歓迎出来ない。

この数年、夫婦で歩いていて何度も信じられない出来事を耳にしている。数日前も近所の方から「どうしてお通夜も葬儀を来なかったの?」と言われた。知人や友人の関係するご不幸で私や妻との交友関係を説明されても我々に知らされず、「申し訳ない」と謝罪しており、昨日は妻が会社の担当者に説教したようだが、イエスマンばかりになって衝撃的に低次元になっているという声もあり、羞恥心が欠如すると坂道を転がってしまい、典型的な独裁者国家みたいになるようだ。

道で会った方に「お世話になりまして」と声を掛けられて唖然とした何度ことがあっただろうか。ご仏縁から離れるとホスピタリティーも遠くなる。作業にはマニュアルがあってもプロの仕事にマニュアルがないことを学んでほしいものである。

間もなく大きな変化が起きる。「引責辞任」ということから混乱する可能性もあるが、様々なシナリオを描いているし、その時はイエスマン達を一掃し、葬儀の原点を教育しようと考えている。

今日の写真は新年に行く予定の信州の白馬駅を。まだ40台なのに私と同じ大病から失明されたことを知ってお見舞いをしたいが、私の場合は「複視」で治まったので幸運だったと再認識した。
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