2018-06-18

余震を心配しながら  NO 8230

四川大地震 天安門広場の半旗午前8時前に発生した大きな地震に驚愕した。激しい縦揺れから始まり、CDやカセットテープの入ったガラス扉の家具の中でガチャガチャと鳴っており、すぐに地震と理解したが、その頃には横揺れになっていた。

我が家の猫が固まって天井を見ている姿も見たが、地震とは本当に恐ろしいもので、あの阪神淡路大震災の時のことを思い出した。

冒頭に書いたガラス扉の家具は、中に古い時代のコンポが入っており、下段の引き出しに古いレコードが入っているので安定しているが、上部に置かれている二つのスピーカーを固定していないので危険性がある。

阪神淡路の時は10センチ程ズレているのを確認してびっくりしたが、今日は1センチ程の移動で縦揺れだったからだと考えられる。

全国から多くの友人や知人から安否確認の電話があったが、自宅電話が通じないので携帯電話に掛かって来たものもあった。

熊本の友人が地震発生後に電話をくれたが、夕方にも電話で余震がるかもしれないと家具の固定のアドバイスをしてくれた。熊本で発生した大きな地震の2回目の時は横揺れだったそうで、ちょっと対策を講じなければと考えている。

建設業を営んでいる友人がいるが、過去にブロック塀の危険性について教えてくれたが、その時に学校の塀も危険と言っていたが、今日の地震で小学校の塀が倒れて9歳の女の子が犠牲になったのが気の毒でならない。

3人が犠牲になり負傷者が300人以上というニュースにびっくりだが、「震度1」や「震度2」の余震が同じ震源地で発生しているそうで恐ろしい。

昨日は東北新幹線が停電で長時間不通となっていたが、今日は東海道新幹線と山陽新幹線が長時間不通となっており、在来線や私鉄の多くが運転を見合わせていたのでかなり混乱しており、通勤や通学が不可能ということも多く、テレビ番組の生放送に間に合わなかったタレントも少なくなかったと報じていた。

ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載するが、中国で発生した大地震のことが書かれている。

レスキュー隊、頑張って!  NO 2205   2008-05-16

銭湯の温めの湯船に入り、中国の不幸な被災者のことを考えながら、自身の今ある「生かされている」ことに手を合わせた。

触れたくない問題だが、この仕事に従事していること、そして我々にもいつ大地震が襲ってくるかも分からず、敢えてこの機会に考えて欲しいとしたためることにする。

犠牲者の存在があると「柩」が必要となる。航空機事故などもそうだが、ご遺体安置所に次々に運ばれてくる方々の検死が終わると納棺となるが、柩そのものが同じものでなければご遺族の怒りが生まれ、ここに複雑な「平等性」という問題が秘められている。

昔、棺というものは白木が大半で、木材の種類、板の厚さ、彫刻のあるなしなどの異なりがあっただけだが、今や布張りも多くなり、男性用と女性用まで登場していることをご存じだろう。

ご納棺の時間を決め、ご遺族、ご親戚の方々が集まられた中で柩に納められるわけだが、その柩の問題で大切に考えたいのが内装設備のイメージで、お孫さん達が「こんな中に入っちゃって!」と嘆かれることの少ない物理的な配慮を重視し、「わあ、きれい!、悲しいけど、最期にきれいな御棺でよかったね」との言葉が出れば、不幸な中で少しだけでも「不幸でないひととき」が生まれるものである。

近畿圏と中部圏で直下型大地震が発生した場合の被害予想をテレビが報じていたが、我が大阪の上町断層を原因とする大地震が発生すれば70兆円以上の経済損失となり、5万人近い犠牲者が出るというのだからゾッとした。

我が業界の全国的組織の組合は、そんな大災害を想定し、柩の備蓄や加盟店各社が有する車のナンバーを登録し、緊急時に通行禁止になる幹線道路の通行証を掲示して対応する対策が構築されている。

それらは霊柩車、寝台自動車だけではなくトラック、ワゴン、軽自動車なども含まれ、新しく増車した場合や新車に入れ替えた場合にも変更届けを行うよう指導されている。

阪神淡路大震災の時、弊社が加盟する協会の仲間である神戸のメンバーの会社で、社員全員が不眠不休で約一ヶ月間も尽力されたことが語り草になっているが、その時の体験談を研修会で拝聴した時、それこそ受講者全員が涙を流していたのが昨日のように思い出される。

そんな未曾有の悲劇が隣国で起きている。やっと日本の救助隊に協力要請があり、第一陣が現地へ向かったことが少しだけ救いだが、救助のプロフェッショナルである彼らの活躍を祈りたい。

今日の写真は2008年5月12日に発生した四川大地震で、半旗を掲げている天安門広場を。
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