2021-04-03

業界の急変  NO 8736

大阪市立葬祭式場 天空館朝から医院へ行った。何時もの指摘で水分不足を言われ、新しい薬を処方されて様子を見ることになった。

喫茶店でのモーニングタイムを過ごしてから妻のいる施設へ向かったが、途中で前方から手押し車の高齢女性から声を賭けられてびっくり。その方は3ヶ月ほど前、私が天王寺駅から大阪環状線で寺田町へ向かう時、ブレーキで速度が落ちた時に通路の反対側におられた方の手押し車が突然暴走を始め、連結器の扉に激突するハプニングを目撃したが、後者の際に「お婆ちゃんのておしくるまではなかったの?」と聞いたら、「あら大変、忘れて来たわ」と言われた途端にドアが閉まり、桃谷駅に向かって発車してしまった。

そこでお婆ちゃんを伴って改札口にいた駅のスタッフの方に事情を説明し、後を任せて私は帰ってきたが、今日あったお婆ちゃんがその人物で、「あの時は有り難う。荷物を積んだ
手押し車が美辞に戻って来て、何もなくなっていなかってホッとしたの。本当に有り難うね」と丁寧に頭を下げて下さったが、マスク姿の私を一目見て気付かれるとは驚きで、「良かったですねえ」と返してその場で別れた。

きっと駅のスタッフが鶴橋駅辺りで連絡が取れて回収されたと想像するが、見事に通路をすり抜けて高速でドアにぶつかった光景は車内におられて人達がぶつかった音に驚かれていたが、持ち主に無事に戻ったのだからよかったという出来事となっていた。

午後は他府県から来阪された同業者と2時間ほど話した。過去に私の講演を受講したことがあるそうで、私と交友関係のある人物に携帯電話の番号を聞いてアポがあった人だった。
業界が混沌として業績が芳しくないそうで、将来を考えて私のアドバイスを求められたが、「原点をもう一度学びなさい。悲しみを理解しようと努力され、遺族の悲しみを共有する姿勢が重要で、参列者の中にも何かをして差し上げたいと思っている人も少なくなく、その方々の思いを形にする進行提案を進めたら」とアドバイスをしておいたが、低姿勢で好感の持てる人物であり、きっと努力が実を結ぶだろうと確信をしながら寺田町駅で別れた。

我が業界はコロナ問題から急変している。コストがアップしているのに売り上げ価格の急低下が著しく、疲弊している業者も少なくないみたいだが、新しい試みで新事業に取り組んでいる業者もあり、一段と競合が厳しくなると想像しているが、原点を理解していない業者は間違いなく淘汰の道を転げ落ちるだろう。

もう一度来阪されるそうでその後の結果に興味を抱くが、最近、アドバイスを求められることが多くなってきている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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