2019-05-30

最後の教育  NO 8493

雲仙の地獄今月いっぱいで会社を去るが、スタッフ達に最後の教育としてしたためておこう。

あなた達はイエスマンばかりになって世間に恥ずかしい行動をしていた。トップの命令であろうがお客様が我々夫婦に交流があったと聞いたら知らせるべきで、知らされていないのでご逝去を初めて知ったのは喪主さんと道で会って「お世話になりまして有り難うございました」と言われたことで、そんなことがどれほどあったか恥ずかしくて言えないほどある。

個人情報を秘匿するのは当然な社会だが、故人情報となれば別のもの。ましてやご遺族から知らせて欲しいと言われたら知らせるのが常識の行動で、自身の保身から尻尾を振る情けない現実に何度も衝撃を受けた。

また、会社の私宛のお中元やお歳暮が皆で分けられていた事実にも驚愕したが、贈られた方々の心情を考えたらすぐにでも謝罪文を送付するべきだろう。

そんな方々が何人おられるだろうか。この「独り言」で知られた方が「私も令状を貰っていたので届いていたと思っていた」と知らせてくれたことを耳にして私がどれほど恥ずかしかったか理解出来ないのだろうか。

抵抗感を感じながら仕方なく分け与えられた社員もいるだろうが、貰ってしまったら人道的に反した行動をしたことになり、送り主の皆さんから「横領に対する謝罪を」と提訴されたら皆さんが最悪の恥ずかしい前代未聞の被告となってしまう。

被告の弁護士がプロなら「こんな恥ずかしいことを避けましょう」と行動する筈だが、訴訟になれば弁護手数料がと考えているかも知れず、心ある社員で反省や後悔をしているなら今月末日の消印まで有効と応募葉書みたいになるが、謝罪の一筆を送付するようにアドバイスしておく。

刑事事件となって警察が受理すれば、皆さんは取り調べを受けることになるし、近い将来に法廷に被告として出廷することになる。私はあなた達の行為は絶対に許さないし、来月初めから徹底的に行動するのでそのつもりで。

72年間の人生を過ごしたが、こんな恥ずかしいことを体験するとは想像もしなかった。部長が誰で誰が課長か知らないが、皆で分かっていた光景を思い浮かべると悲しくなる。

「悲しみを少しでも悲しくないように担当しなさい」と伝えてきたが、こんな羞恥のことをするならこの仕事から離れるべきである。

ネット社会になって知らない内に皆さんは超有名人になり、愚かな行動をしていた事実もすでに掲示板に書き込まれて拡散中だが、両親に「会社でこんな恥ずかしい行為をしました」と言えるだろうか。

悪いことだと理解していても加担してしまったら間違いなく共犯であり、残された時間に行動されることを願っている。

悪いことをしたら反省や後悔をするのが人間だが、人生は後悔することなく反省の範囲内で済ますべきもの。「しまった!」と思ったらすぐに謝罪するのが賢者の道。被告と同じ道を進まないようにと書いておく。

今日の写真は過日の九州講演の際に立ち寄った雲仙「宮崎旅館」の室内から撮影した地獄の風景を。
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