2019-07-17
不思議なえにし NO^8527
フェイスブックが進めている仮想通貨「リブラ」が話題になっている。各国の中央銀行が懸念を示して献灯されているが、フェイスブック側は認められてから始めると公表しており、果たしてどうなるのだろうかと気に掛かる。
「暗号資産」と言う言葉もあり、投資する人達はかなりのリスクを覚悟されるだろうが、過去に様々な情報の流出事件も起きているので再発しないことを願っている。
今日のニュースに料理研究家の「程一彦さん」が先月の23日に台北市でご逝去された訃報記事が目に留まった。メディアでも注目を浴びた偉大な人物だったが、不思議なご仏縁があったので手を合わせた。
10年以上前の話だが、大阪の天空館である方の無宗教形式の葬儀を担当した。ご本人の遺言で私がプロデュースと司会を担当したが、お通夜に当たる前夜祭に「裎一彦さん」のご母堂が参列されていたそうで、お帰りになってから「私の葬儀もお願いしてね」と伝えられていたそうだった。
それから1ヶ月後ぐらいに点灯されて体調を崩されて亡くなられたのだが、葬儀の依頼があって参上したスタッフからの電話に驚くことになった。
「無宗教形式」をご希望と想像していたら「神式」で今宮戎神社の宮司さん達に斎主をお願いした。
葬儀の当日、喪主を務められていた「程一彦さん」から相談を受け、1時間半の葬儀の中で「抜けられる時間は何時になるか?」と問われたからで、テレビのお仕事でどうしても京都に行かなければならないことを知り、天空館からタクシーで天王寺へ移動される対応を進め、当時から私が東京や九州へ出張する際に利用していた天王寺駅発の「特
急 はるか」の時刻表を提案すると大層喜ばれ、抵抗のない時間まで式場におられることが出来た。
様々な番組に出演され、チャーハンは溶き卵にご飯を絡めるテクニックを広めたことでも知られるが、料理の鉄人の番組で中華の鉄人「陳氏」に語れて話題になったことも有名である。
テレビのCMで「程さんと台湾旅行をしませんか?」が流れていたことも思い出したが、ウィキペディアの情報によってお母さんが台湾ご出身で、お父様は日本人だったことを知ったが、氏が名門「灘高校」の卒業生で様々な公的な役職を歴任されていた事実も知った。
今日の宅配便の中に北九州市から上品なお菓子が届いていた。送り主は我々仲間で「HAYUちゃん」と呼ばれる女性で、5月の熊本公演で久し振りに再会して懐かしかった。
この「HAYUちゃん」と初めて会ったのは奇しくも天空館で、「この独り言」のご縁から私の隠れ家に来られる予定だったが、当日に天空館での葬儀を担当することになってしまい、実際の式進行を見学して貰うことになったのだが、この葬儀には想定もしなかったハプニングが発生、何とお寺様達の到着が遅れたからで、約20分間を私と女性司会者2人でアドリブで対応、20分遅れで導師法中が入場された。
葬儀を終えた後、彼女は大坂の葬儀は素晴らしいですね。開式前にあんなひとときがあるなんて」と驚かれたが、それがつなぎのためのアドリブだった種明かしをすると更に驚かれていた。
この出来事には私なりの経験からの気付きがあった。それはひょっとしてお寺様達が時間を間違っているのではという異変で、開式時刻の20分前にスタッフ達を集めて最悪の想定について命じていた。
予想が的中すれば20分をオーバーするだろうと伝え、20分間はアドリブで対応することで進め、接待担当の女性スタッフにお茶の温度を下げてお出しするように命じていた。
これは飲まれる時間が短縮出来るからで、「到着されたら司会席の私に連絡を」と伝えてアドリブを始めたら、予想していた時間にご到着。参列者もお寺
様達も何方もその事実を知らずに
進めることが出来た。
ハプニングをハプニングでないようにすることがプロの仕事で、その後にHAYUちゃん達は
私が担当した九州での大規模な合同葬でお手伝いを願ったご仏縁もあった。彼女が綴っていたブログ「MAMADAIARY」が更新されなくなったことは寂しいが、御伴侶に先立たれて寂しいだろうが、ご健勝で私語されることを願った西に向かって手を合わす。 有り難う!
今日の写真は私の九州での講演風景の一枚から。この受講者の中にHAYUちゃんもおられた。