2021-01-22

香りに癒やされ  NO 8695

自宅の風呂に入った。趣味みたいに集めている入浴剤を一杯入れて温もるが、転倒しないように気をつけている。

積み上げてあるタオルの棚には温泉旅館から持ち帰ったタオルがいっぱいあり、今日は函館の湯の川温泉の「竹葉新葉亭」と、登別温泉の「花ゆら」の物だった。

ヒートショックになったら大変なので、固定電話の子機とスマホを持ち込んでいる。

友人が戦闘に行って来た話を聞いた。私が何時も行っていた戦闘だが、脳梗塞を発症した前夜も一緒にスチームバスに入っていた。

その時に湯気の吹き出し口から出る熱い風を受けた左足の脹脛が涼しく感じたし、湯船に入ったら左半身が水風呂に感じたのだから兆候が出ていたことになるが、救急車で搬送された病院のベッドで天井を見ながら思い出しても、どうにもならないことを後悔したことを憶えている。

「脳幹損傷、延髄損傷、左半身知覚障害で温覚と痛覚が麻痺、右半身不随、呂律回らず、誤嚥性肺炎、複視」なんて言葉が医師と看護師さんの会話から聞こえたが、その病院は新大阪駅の近くだった。名古屋方面からの新幹線の車内から見えるので、いつも思い出しながら観ている。

病室に移ってしばらくした時、かなり強い揺れを感じる地震があり、扉が勝手に開いたのでびっくりしたが、ベッド上で座ることも出来ず、点滴を見ながら心細い恐怖感を覚えたことを覚えている。

その地震の震源地は福井県だったが、大阪では震度3程度の揺れを感じた。

入院している時に様々なことを体験した。赤十字病院へ入院している時にヘリコプターの旋回する音で北側を見たら、直ぐ近くのマンションの最上階で火災が発生しており、酸素ボンベを背にした消防署員がらせん階段を上がる光景を目にしたし、その数日後に携帯電話がブルブルし、確認したら緊急地震速報だったのでベッドのパイプをしっかり握って構えたが、一向に揺れ内のおかしいと思っていたら、看護師さんが来室され、「どうも誤報だったようですが念のために」と言われて扉を開けたままにされ、「この病院の建物は免震対策が施されていますからご安心を」と聞いたが、患者の立場で地震なんて最悪である。

大阪赤十字病院は腹部動脈瘤の手術を受けたし、3回の膵炎の他にも入院しているので館内を憶えているが、定期検診にも行っているので顔馴染みになった人達もいる。

ボランティアの人達も存在しており、優しく声を掛けて下さるので有り難く、採血に行った際にも丁寧に案内して下さったので恐縮した。

私がリハビリ病院へ転院した時、自宅にいた腹部に激痛を憶えた妻が胆石と判明、赤十字病院で手術を受けたが手術時間がかなり長かったので心配したことも忘れられない。


私はこれまでの人生で驚くほどの入院を体験している。熊本県のホテルに宿泊中に鼻出血が止まらず、救急車で市民病院へ反応入院したことも忘れられないが、病気と寿命は別物という言葉を誰よりも体験していると思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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