2019-10-23

今日の記事から  NO 8615

スーパー北斗の車内で名実ともに令和の時代が始まった。今日のワイドショーは昨日の即位の礼や饗宴のことが多かったが、出席者の服装に関する話題が目立っていた。ドレスコードがあったかどうかは知らないが、美しい民族衣装が話題になる中、ファーストレディーである安倍総理夫人の服装が批判の的になっていた。

誰がコーディネートされたかは知らないが、これまでの酒に纏わる話題も多いところから、「もう酔っ払っているの?」という意見もあった。

女性の服装については専門家ではないので分からないが、彼女のドレス姿が異常だったことは常識ある人なら感じた筈だし、着替えられて饗宴会場に来られた際の和服姿も映し出されており、手にされたバッグが開いたままだったことまで指摘されていた。

我が国の歴史が変わったところで平成天皇両陛下について忘れられないことがあるので触れておこう。阪神淡路大震災の慰霊式が毎年神戸で行われていたが、10年目となる時は両陛下がご出席されることになっており、設営を担当されていた神戸の公詢社の社長のご厚意で前日から会場入りをさせて貰い、完成したところでリハーサルが進められ、私が陛下の役をすることになって緊張しながら扉が開いたので祭壇前を通って準備されていた両陛下のお席まで行ったら、宮内庁の関係者だと思われる方から「陛下はそんなに速く歩かれません」とダメ出しをされたことを思い出す。

阪神淡路大震災の犠牲者の葬儀を数件担当したご仏縁もあるが、公詢社は3000名近い方々を担当されており、研修会で拝聴した社長の悲しみの語り部の体験談は涙なしでは聞けないほど衝撃を受けたことを憶えている。み

令和天皇が皇太子時代に神戸に来られたことがあった。それは犠牲者の皆さんのお名前が刻まれたモニュメントが開かれる日だったが、前日からずっと強風が吹いており、献花台に置かれてもすぐに吹き飛んでしまう状態で、県や神戸市の関係者が頭を痛め、けんか台の上に糸を張ったらどうかという意見も出ていた。

この難題を解決したのが交詢社社長のアイデアで、過去の研修会で「花一輪も献花だが、花びらを用いる手法もあるし、水に花を浮かべる手法もある」と語り合ったこともあり、モニュメントが水の中に作られており、水に浮かべる方式で進めることになった。

そして本番の日、強風は止まなかったが、水に浮かべられた両陛下の献花は、風向きで見事にモニュメントに近付いて行ったので主催していた県や神戸市の関係者が安堵した逸話となっている。

令和天皇に関することで忘れられないことがある。ご成婚式に出席された方盛大な「偲ぶ会」をホテルで担当したことがあり、ずっとお酒を止めておられたが、最高のお祝いの会場だとお酒を飲まれた出来事を過去に聞いたことがあり、ナレーションの中でその逸話を取り入れたこともあった。

あの頃、私は元気だった。まさか大病を患うなんて想像もしなかったが、腹部動脈瘤の大手術を受けた1年後に指摘されていた脳梗塞になってしまい、奇跡的に歩けるように退院してから10年を経過したが、様々な後遺症に苛まれているが、3ヶ月間のリハビリは今でも思い出すほど辛いもので、「杖を手にしてもステッキに見えるように歩けること」「発声練習をして言葉でコミュニケーションが可能になること」と目標に耐えたことがよかったみたいで、折れそうになっていた心が持ち堪えられたのは目標を自身で設定したことからと思っている。

今年になってから歩行に問題が出て来ており、目も不自由になりつつあるので深刻だが、全国各地に点在する友人や知人との再会を目的とする行脚を目標に日々を過ごすこの頃となっている。

お笑い芸人のチュートリアルの徳井氏の「申告逃れ」が話題となっていた。1億を残す脱税になるので「深刻」である。私的な旅行費用などが経費として認められないと指摘を受けたみたいだが、税理士事務所の職員が監査役になって悪いことをしていたケースもあり、「いつか表面化するのでは?」と気を病むより、プロならプロらしく是正する姿勢も重要である。

国税庁のネットワークの凄さを専門家が開設していたが、タンスの中まで情報を把握しているというのでびっくりだが、徳井氏のように社会に恥ずかしいことが表面化したら、人生の歴史に刻まれてしまい後悔しても始まらないことは確かである。

今日の写真は8月に行った北海道旅行で、札幌から苫小牧まで利用した「特急スーパー北斗」の車内で撮影した「連続乗車券」だが、前日に函館から札幌まで利用しており、連続乗車券になると有効日数が増えるし、途中下車を上手く利用すると便利である。
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