昨年に恐怖の体験をした台風２１号から明日で丸１年である。我が家が甚大な日が受けて大規模な足場を組んで修復して貰ったが、年金生活の我ら夫婦にとっては想定外の出費だった。

確かそれから数日後の号で北海道のことに触れ、北海道の地震が気になって仕方がないようなことを書いたら、日付が変わった深夜に大きな地震が発生したニュースを朝のテレビで見てびっくり。台風２１号は太平洋上に発生した時から気になっていたが、２日前頃の台風情報を確認したら、気象庁の発表と異なる進路を示す外国の情報があり、そこには我が大阪を直撃するコースで不安を抱いていた。

当日に台風の情報を伝えるニュースを観ていたが、和歌山市内で風速５０メートル以上を観測、続いて関西空港でも５０メートル以上を観測したと流れて覚悟したら、すぐに暴風が吹き荒れ、我が家の建物を揺らし始めた。

家が揺れることは過去に体験したことがあったが、これほど揺れるのは初めての体験。何より荒れ狂う暴風の音が恐ろしかった。

早く過ぎろと祈っていたが、テロップに神戸付近に再上陸と流れたので一安心と思ったらそうではなく、そこから更に強くなったので家が吹き飛ばされるような気がしていた。

隣の奥さんから電話があったのはそんな時だった。「河原が何枚も飛ばされて大変なのだけど、あなたの家も外壁に大きな穴が開いて大変よ」と言われたのだが、暴風で外に出ることは不可能で、風が収まってから外に出て確認したら、３階から４階に欠けてポッカリと穴が開き、外壁の一部がぶら下がっていた。

妻が交流のある建設業に依頼し、取り敢えずブルーシートで対処して貰ったが、４階の内部の壁を破らなければ工事は難しく、仕方なくぶち破って対処をして貰い、その後に足場を組んでの修繕と序でに全塗装をして貰った。

ブルーシートの状態で、続いて台風がやって来たが、友人から「プロの対処だから安全だ」と言われて安堵、前から予定していた秋田から五能線で青森に行き、津軽海峡フェリーで函館に入り、「特急スーパー北斗」で長万部から普通列車に乗り換えてニセコに行き、そこから友人達の案内で車で観光スポットを巡り、登別温泉まで送って貰った。

毎年秋に北海道に行っているが、「また来年も行けるのだろうか？」と思いながらこの号を打ち込んでいるが、旅の行程を考えることも我々高齢者には大切なことで、「たい」という欲望が失せればお終いである。

また呼子の「イカ料理」も食べたいし、雲仙の「宮座旅館」や平山温泉にも立ち寄りたい。私の人生「お金」を残すことは出来なかったが、全国各地に友人や知人の存在があることが何よりの財産と手を合わせている。

人生にあって素晴らしい人との出会いは最高だが、私は恵まれた人生だったと感謝している。昨日も広島から世羅の美味しい梨が届いて頂戴したが、収穫した農園に連れて行って貰ったことがあるので懐かしかった。改めてピピの社長に「有り難う」と書いておこう。

カジノ法案が具体化され、横浜でも話題になっている。自民党の二階幹事長が面白いことを発言されていた。「大阪のカジノは東京のディズニーランド形式で進めたいと言うものだが、それは千葉県にあって「東京ディズニーランド」と呼称されていることを比喩されたもので、氏の地盤である和歌山県内にカジノを誘致し、「大阪カジノ」と呼称すると言う発想だった。

我が大阪は橋下氏時代からカジノの誘致に積極的で、万博の前に誘致を進めたいようだが、全国で３カ所という限定に果たして大阪が含まれるのだろうかと思っている。

昨日の新聞記事にあった「週刊ポスト」の広告は酷かった。韓国特集で赤裸々な批判をしていたが、マスメディアの常識を逸脱した内容で多くの識者から批判が指摘され、謝罪に至っていたが、政府と吉本興業の勧める企画も俎上になっていた。こんな裏企画に錠剤である税金を投入してもいいのだろうかという疑問だったが、「お笑い」は「政治ではなく舞台上でやって欲しいと願っている。

ハリケーンが上陸したバハマで風速８２メートルを記録したそうだが、接近するアメリカのフロリダ周辺では避難指示が出されていた。

我が国も大雨の現実が恐ろしい。岡山県の新見で１時間に１００ミリを観測し、続いて１２０ミリというニュースに衝撃を受けた。


中国道の新見を何度か通ったことがあるが、落合インターから新見までは６０キロに制限されており、カーブが多い坂道なので危険区間だが、冬期に「ゲリラ行き注意」とい標識にびっくりしたことを憶えている。

私が九州へ行った時は通行量の多い山陽道を避けて中国道を選択したが、それはクルーズコントロールが利用できるからで、ボタンを押せばその速度で走行してくれる優れ物で、アクセルを踏み続ける必要がないので随分と楽だった。

友人が長崎まで軽自動車で行く予定があると言ったので、飛行機か新幹線で現地に行き、レンタカーを利用するべきとアドバイスしておいた。

山陽道と中国道がジャンクションでつながるのは山口県だが、その少し先で吹田インターから５００キロとキロ表示があるので狭い日本と言えども広いことを実感するが、軽自動車で長崎まで行こうとする行動は無謀と伝えたい。

今日の写真はシドニーで利用したインターコンチネンタルホテルだが、すぐ前にオペラハウスがあった。オーストラリアは薬に関する税関が厳しく、市販薬でも新品の包装された者でないとチェックを受けるし、私のような医師から処方されている薬の場合は、病気や薬に関する情報を英語で添付したものを携行するのが賢明だが、先月のシドニー空港で６２才の日本人女性が規制されている薬物を持っていたことで検挙された報道があった。