2014-11-19

手を合わせながら  NO 4017

今日「水曜日」は「まぐまぐブログ」の発信日。テーマはこれまでに担当させていただき、忘れられない思い出となっている葬儀などに触れたが、中にご遺言からのご仏縁もあった。

遠方から友人が来阪、久し振りに「お好み焼き」を食べた。新しい会社を立ち上げるそうで、社屋が完成した時には行くことを約束して寺田町駅で見送ったが、事業展開が順調に運ぶようにと手を合わせておいた。

さ て、「幸せ列車」の管理人さんのコラムに、俳優の「高倉健さん」と会ったという人物のことが書かれていた。その方は「幸せ列車」の創始者でありオーナーと 言うべき立場の方だが、寡黙で実直な「高倉健さん」らしい出会いの体験話だった。ご興味があれば上部の<HOME>からどうぞ。

さて、ホテルを利用すると部屋の机の中にキリスト教の聖書が置かれているのを目にするが、時には「仏教聖典」が置かれていることもある。これは公益財団法人「仏教伝道協会」発刊しているものだが、発願者は精密測定機器「ミツトヨ」の「沼田惠範氏」の偉業からである。

広島県のお寺に生まれたところから仏教に帰依される思いは生涯続き、利益を追求する会社ではない伝道資金捻出のために起業を決意され、常に「仏恩報謝」を貫かれていたことで知られている。

世界中でイスラムの問題が表面化しているが、「世界の平和は人間の完成によってのみ得られ、人間の完成を目指す宗教に仏教がある」「仏教が広まらないと世界平和はない」という信念を伝えられていたそうだ。

何度も書いたことがあるように、「奪い合いではなく与え合い」という教えが仏教の素晴らしいところで、そんな思想が浸透すれば争いも少なくなると思うが、人間社会の歴史は宗教や思想の異なりから争う現実があり、100年後ももっと深刻になっていると想像する。

前 にも書いたが、「過去から学べることが8割。現在から学べることは2割」という説で未來に向かって進むものだが、何も学ばず誰もが自分が正しいと思って他 人や他宗を攻撃するのだから始末が悪く、戦争と宗教は人を変えてしまうという結論に至り、おかしな独裁者によって巻き込まれる国民の悲劇は想像を絶するも ので、これまでの歴史だけではなく現在にもそんな事実が世界中でおこなわれているのだから悲しいものである。

前述の氏の考え方は、仏教は不殺生を説き、我執を離れ、争わず、寛容に他を認めて協調する「和」の心、共存共栄を説く平和の教えだが、「協調」ではなく「強調」する宗教が存在するところからややこしくなるのかもしれない。

氏の「仏教は敵味方の恩讐を超えた怨親平等を説き、国、民族、宗教の相違をも超えた,三世十方あらゆるいのちの救済を目指すものだ」と思いを世界に伝えたいところである。

今日の写真は再掲となるが、「高倉健さん」主演の「あなたへ」のエンディングのロケ地となった門司港のホテルである。
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