2008-08-23

思い出したこと?  NO 2255


 北京オリンピックでソフトボールが金メダル、一方の野球は韓国に敗れて3位決定戦となってしまって残念な思い。これらが今回をもって種目から外れるという寂しさを感じたが、解説者の「ヨーロッパでもっと活発になれば」という言葉で思い出した言葉がある。

 それは、過去ログにもあるが、私が中学1年生の時の朝礼での校長の発言だった。

 越境で住吉区の中学校へ通っていたが、3年生の時には16クラス、2年生が24クラス、1年生が21クラスというマンモス中学校で、校庭で行われた朝礼時には3000名程度の生徒が整列していた壮観な光景が思い出される。

 その校長は当時で50歳代後半だったと考えると、存命されているなら100歳を過ぎておられることになるが、ちょび髭を生やし、いつも突飛な訓示をされたことが強烈な印象として憶えているのである。

 そんな中の「話し」の一つが野球についてで、確か、次のように仰ったと記憶している。

『イギリスは紳士淑女が重んじられる国で、サッカーは人気が高いが野球はしないということになる。何故なら野球には『盗塁』という紳士の行為に反する問題があるからだ』

 あれから約50年の月日が流れたことになるが、それが原因で野球が流行しなかったのかはしらないが、今となっては改めて興味深い発言と言えるだろう。

 また、生徒達が<えっ!!>とどよめいた発言も憶えている。その発言が今の時代ならどのような問題になっていただろうかと興味を抱きながらしたためておこう。

『君 達の家で犬や猫を飼っているところも少なくないだろう。所謂ペットと称される動物が世界中でどれほどの頭数となるか考えたことがあるだろうか。地球は、世 界は、人間は間違いなく食料不足の問題にぶち当たる筈で、ペットの餌を与える余裕さえなくなる危険性も考えておくべきだ』

 ペットが癒しの対象として特別な存在であることは確かであるが、湖沼に放たれた外来魚の増殖、対処に困って捨てられたワニや噛み付き亀のニュースを知ると勝って過ぎる人達の行動に怒りを覚える。それで幼い子供達に被害が及べば大変ではないか。

 地球環境を間違いなく崩壊させつつある人間達、植物や動物の「命」のことを改めて考えながら、共存共栄という言葉を忘れないで欲しいものである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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