2020-07-31

懐かしい  NO 8828

猫ちぐら友人の割烹で東京の同業者の訃報を伝えた。過去に後継者が来阪された際、私のホームコースに3人で行ったことがあり、340ヤードも飛ばすドライバーの飛距離にびっくりしたことが忘れられない。

彼とは全国各地へ出かけた歴史もある。高知県の仲間のところへ立ち寄ってから福岡行きの便を予約したら、福岡空港の天候に問題があって結構するかも知れないというので新幹線で時間を掛けてと書く後をしていたら、搭乗案内が流れて機内へ入った。

当日の高知空港も強風が吹き荒れ、機体が呈している状態で揺れているので恐ろしかったが、それから40分を経過して離陸した。

窓から豊後水道の波の荒さが見えて怖かったが、揺れる機体が何とか福岡空港へ着陸出来てホッとした。

九州北部に低気圧が接近していたのかも知れないが、地下鉄で博多駅に移動して「リレーつばめ」に乗車した時には雪が降り始め、二日市駅付近まで行くと真っ白な世界になってかなりの積雪となっていた。

この時に立ち寄った同業者には何度か一緒に行ったことがあるが、グリーンランドにあるホテル「ウェルデ」に宿泊した際、鼻出血から大浴場に行けなかったが、それは翌朝にもどうにもならず、救急車で市民病院へ搬送された。

そうそう、高知でホテルのそれぞれの部屋に別れたら、電話があって「飲みに行こう」となり、どこも知らなかったので、ゴルフ仲間の「波乗りさん」に紹介して貰い、はりまや橋に近いところのクラブに行ったが、ホステスの平均年齢が50代で若い彼らは驚いていた。

1時間ほど過ごしてタクシーでホテルに戻ることになったが、運転手さんがホテル名を間違ってしまい、よく似た名称のホテルへ向かっていることが判明し、随分と時間を要して目的地のホテルへ到着したが、運転手さんが下りてきて謝罪をされ「プロとして恥ずかしい」と料金を受け取らず、「それはいけない」と話し合っているのをもめ事と察したホテルスタッフが出て来て事情を説明。往路は800円程度だったが、復路は2700円になっていた。

私はホテルマンに「こんな場合はお客さんの言うとおりにするべきでは?」と納得を求め、やがて3000円を支払い「300円は高知での思い出代だ」とお釣りを受け取らなかったが、運転手さんの目に涙が溢れ、「申し訳ございません」と只管謝罪をされていた。

そんなやりとりがあってホテル内に入ったが、彼は「粋で格好いいですね」とかなりびっくりしていた。

運転手さんは嫌な客を乗せる場合もあるだろうが、こんな変なケースもあることを知られたし、会社の同僚や家族に話されるかも知れないが、運転手さんの心を少しだけ幸せに出来たと思っていたが、この体験談を東京に戻ってお父さんに話したら、「素晴らしい体験をしたではないか」と喜ばれ、私が組織していた団体に高額な寄付を下さったことも忘れられない。

そんな彼の会社の忘年会に招待されたことがあった。JRの駅に直結するホテルのスイートルームを手配してくれ、3次会まで付き合ってホテルに戻ったら午前2時になっていた。

風呂に入ろうと思いバスタブに湯を出してベッドルームで新聞を読んでいて、湯が溢れたら大変と確認に行ったら5割程度で、いつも6割になったら入ることにしていたのでもう少しだと思ってベッドルームへ戻ったら、睡眠中の人達が目覚めるような衝撃音が聞こえ、やがてザーザーと雨が降るような音がバスルームから聞こえてきたので扉を開けると、中は湯気でもうもうとしており、天井から湯が雨のように降っている。

「それが蛇口に不具合が発生したと推察したので手探りで蛇口付近の湯と水を止めたが、室内の湯気が治まってきたので確認したら、30センチほどの金色の蛇口がなくなっており、湯船の中に落ちていたが、水圧で吹き飛んだみたいで天井に当った痕跡がはっきりと残っていた。

これでは湯には入れないと思い、フロントに電話を入れて部屋に来て貰うように伝えたが、この日は満室で田の部屋の準備が出来ないことが判明し、ずぶ濡れになった衣服を着替えて寝ることにした。

翌朝、朝食を共にする予定だった彼がやって来たが、「よく眠れましたか?」と聞かれたので深夜の顛末を伝え、問題の発生したバスルームの確認もしていた。

「料金を支払わないようにしましょうか?」と行ったので料金は何も言わずに支払っておこう呂返したが、深夜に私の部屋にやって来たホテルスタッフがフロントにおり、謝罪の言葉もなくびっくりしながら帰阪して来た。

次の日に彼から「ホテル側に伝えましょうか?」と電話があったが、何か言ってくるまで待とうと返したら、1週間を過ぎても何の連絡もなく、仕方なくJRのホテル事業部へドラマの脚本みたいな手紙を郵送したら、次の日に電話があり、「これから大阪へ謝罪に参ります」と言われたので、謝罪に来いとは書いていなかった筈で、原因究明をとお願いしていたことはと伝えて電話を終えた。次の日、郵便物が届き、バスルームの設計図が入っており、ネジの寸法にミスがあったと書かれてあり、その日の夕方に電話があり「これから大阪へ謝罪に参ります」と言われたので「謝罪は不要とかいてあった筈で、菓子折でも送ってくれたらそれでよい」と言うと。これだけの大事件なのにご立腹もされないなんてどういうお方でしょうか?」と訝られたが、私がこんな正確に変貌できたのは音響と照明を専門とする会社の友人社長がベンチャーズの公演で体験した出来事を教えられたからで、「君は謝らなくてもよい。あれは機材の故障だ。機材が謝ればよい」と言われたベンチャーズのリーダーの言葉の影響からである。

行方不明だった我が家の猫だが、3階の何処かにいたみたいで高額な餌の香りに釣られて出て来たみたい。津阿もヘルパーさんが3階と4階を確認した際にも見つからなかったが、何処かに隠れ家があるのかも知れない。

この猫が我が家に来てから間もなくのこと。妻が入院してしまい、私は仕事で九州へ行くことになり、仕方なく段ボール箱にバスタオルを入れて餌と水を携行して車で九州へ行ったことを憶えている。

この時に宿泊したホテルは南関インターチェンジの近くにあるホテル「セキア」だったが、午前5時頃に駐車場に行って確認したら寝ていた姿を憶えている。

今日届いたお中元に南関の特産物である「そうめん」があった。過去のテレビ番組で紹介されていたのを観たが、大変なノウハウがあって手作りされていた記憶がある。

今日の写真は「猫ちぐら」を。娘Kらプレゼントされたが、前々入らず、今は娘の家で活用されている。
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