2012-08-03

不思議?  NO 3005


 連日の猛暑に熱帯夜、節電協力からなるべくエアコンを控えようとしているが、転寝してしまったら咽喉が痛くなり、いつもの医院に行くことに。

「夏風邪です」ということで薬を処方いただいたが、その一部の副作用で眠気につながるので大変である。

 さて、春の淡雪、命の光を灯す蛍火、命の歌を謳う蝉時雨と言えば「儚い命」の代名詞みたいなものだが、昨号で触れた音響システムで面白くて不思議な現象を何度も体験したので紹介を。

 近くの公園で蝉時雨が聞こえるが、緑の多いお寺の境内や地域の会館での葬儀には、この蝉時雨が邪魔になる事実も秘められている。

  ある地域会館での出来事だが、「ご遺族、ご親戚の皆様は式場内にお入りください」という女性司会者のアナウンスがあったが、一向に蝉時雨が落ち着かずに 困っていたのだが、ある音楽を流して私が導師を迎えるアナウンスをしたら、不思議なことにピタッと蝉時雨が止み、静寂な式場空間に変化したのである。

「音 楽が原因では?」「声のトーンが蝉時雨の波長にショックを及ぼしたのでは?」なんてスタッフ達の憶測が乱れ飛ぶ出来事だったが、それらは、それを機にお寺 や他の地域会館でも続く現象となり、ある時に実験しようと音楽を流さずにやってみたら、それでもシーンとなったのだがから私の声のトーンからだとの結論に 至った。

 別の分析から考えれば、私の声が蝉に嫌われていることになるだろうが、どちらにしても静寂なひとときを迎えるのだから有り難くて歓迎する現象で、いつも参列される地域の役員さん達から「蝉を静かにさせる司会者」として、夏には必ず話題になっていた事実もあった。

 声紋を分析してみたい思いもあったが、現在の状態になってしまっては術もなく、今では私の人生の七不思議の一つとなっている。

  ロンドンオリンピックのバドミントンで無気力行為から4チームの失格事件が勃発していたが、我が国民の期待を集める「なでしこ」チームの引き分け作戦も物 議を醸しているようだ。そもそもそんなことを会見で明らかにすることもおかしいが、一線級の選手を温存しで「シュートをなるべく控えろ」と伝えていたとし たら、もはや「何でもあり」の類として顰蹙を買うと指摘されるだろう。

 決勝リーグ戦が行われるスタジアムが600キロ以上も離れてお り、移動をしないという選択もあったようだが、「好感度」が「高感度」だった佐々木監督のイメージダウンは避けられないだろうし、撒けたら間違いなく叩か れるし、優勝しても汚点の事実を残すことになるのでこのシナリオ創作は残念至極である。

 一方で、芸人の「猫ひろし」さんがカンボジア国籍を取得してマラソン出場を描いて駄目になった事件があったが、帰化してオリンピックで活躍している選手達が少なくない事実を知って新たな驚きを感じている。

  高校2年の時、数名が代表して交通調査に協力をしたことがあったが、その間に欠席裁判みたいに決められたのが弁論大会への出場だった。担任の先生から「み んなの意見で君に決まったので登録しておいた」と言われてびっくりしたが、しかたなく挑戦した弁論のテーマがオリンピックの父と称されたクーベルタンで、 校庭の演壇で喋った内容を今でも記憶しているのだから不思議である。

 クーベルタンの心情からすると、現代オリンピックは「商ビジネス」みたいになって掛け離れてしまっているような気がするし、「参加することに意義がある」なんて言葉が消滅したようでもある。少なくとも「参加」とは「讃歌」であると考えたい。

 今日の写真は過日に紹介した猫達に関係するもの。娘がプレゼントしてくれた「猫ちぐら」というものだが、注文してから届くまで半年というもので意外と重いのでびっくりだったが、我が家の猫は、一切その中に入ることはなかった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net