2020-01-09

ちょっと好転  NO 8678

病室から何か気になって朝から病院へ急いだ。環状線を利用して桃谷駅から歩いたが、いつもより足早になっていた。

ナースステーションに行くと、首からぶら下げる面会カードを貰ったが、面会者の体調を書き込むカードにチェックをしていると、顔馴染みとなっている看護師さんが「少しよくなりました」と教えてくれた。

ハードな薬の服用を止めたからだろうか、40度が続いていた高熱も37度台になっており、少しだけコミュニケーションが出来るようになっていた。

病室を出たところで看護師長さんに会ったら、「回診がありますからここにいて下さい」と言われ、隣接するサロンコーナーに座っていたら、「白い巨塔」を彷彿するような一行がやって来て、妻の病室へ入ったので私も続いた。

お偉い女医さんが「一昨日に比べると随分とよくなりましたね」と語り掛け、妻がはにかむような笑顔を見せていた。

これで何処かの温泉へ行ける可能性が出て来た。これからの治療が重要だが、歩けるようになるまで過ごすリハビリも不可欠なので転院する病院を探して貰うようにお願いしている。

春を過ぎて今年のGWまでには快復してくれるだろうと期待しているが、何度か一緒に旅行をした人達にも伝えたい。

一方で私の身体に異変が生じ、夕方に医院へ行って抗生物質を処方して貰ったが、どうやら風邪の症状が悪化しているみたいで、「病院へ訪れるのを休みなさい」と指導された。

昼間にヘルパーさんが来てくれて部屋の掃除をして貰って助かったが、どんな世界にも「プロ」と呼ばれる匠達がいることを再認識した。

来週の月曜日にも来てくれるようにお願いしたが、食器の整頓や洗濯まで担当してくれるので手を合わせている。

この稿を打っている手に「おかき」を持っている。それは元日に配達された「お年賀」の「おかき」で、福岡県から届いた物だった。

私が「おかき」にうるさいことをよく知っている人物で、仲間達から「HAYUちゃん」の愛称で呼ばれる素敵な女性だが、缶を開けると「餅を愛し、餅一筋に生きる」という小冊子が入っており、「おいしさへのこだわりは『米・水・技』にありと書かれてあった。

彼女と知り会うきっかけになったのがこの「独り言」だが、メールのやりとりから来阪の約束をしたのだが、その日に天空館で葬儀を担当することになってしまい、直接式場に来て貰うように変更した。

その葬儀、想定外のハプニングが発生。開式時刻前に導師や法中が来られないからで、「ひょっとしたら?」と最悪の想定をした私はスタッフを集めて指示を出した。

恐らく時間を勘違いされているのだろう。その場合には今から20分後には到着されるだろうから、装束に着替え時間を短縮していただくこととお茶も温めにするように伝え、開式自国から20分間はアドリブで対応することにした。

予想通りの時間に導師と法中が到着され、定刻20分過ぎに入場して頂いたが、参列者もお寺さん達もハプニングが起きていたとは気付かなかった。

「大阪のお葬式は素晴らしいですね!開式前にあんなナレーションで始めるなんて!」と驚かれた彼女だが、それがハプニングをハプニングにならないようにアドリブで対応した事実を伝えると、更に驚かれていた。

当時に彼女のブログが存在していたが、大阪でのハプニング事件のことが綴られていたことを憶えている。

「おかき」を有り難うございました。・・・九拝合掌

今日の写真は病室から撮影した1枚を。あべのハルカスが見えるが、妻と交流のある人物がいるレストランによく出掛けていた妻だが、高所が苦手な私はいつも逃げていたが、退院したら付き合ってやろうと思っている。
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