2018-12-25

障害者の生涯旅行  NO 8407

白馬駅朝から何度か行っているクリニックMRI検査を受けて来た。いつもの医院で処置を受けてからタクシーで行き、予約時間にきっちりと始まった。何回受けても「やかましい音」の我慢は大変だ。ピアノ曲の流れるヘッドホンをセッティングして貰っても独特の診断音が始まるとピアノ音は掻き消されてしまう。検査と言うことが理解出来ない子供や高齢者は難しいと想像する。

あちこちの病院でMRI検査を受けたことから機種によっても騒音のレベルが異なるが、人生で初めて受けた30年前の機種の音は衝撃的なもので、柱時計の「ボ~ン、ボ~ン」という音を最大限に聞くような環境に、セミの「ツクツクボウシ」のなき声のような音が繰り返されるのはそれだけで精神を病んでしまうものだった。

次々に新機種が開発されて随分と音も静かになったみたいだが、受けられる前に口コミ情報から病院やクリニックを選択されることをお勧め申し上げる。

阪神高速道路の阿倍野料金所の辺りから市立大学付属病院の前をあべのハルカス方面へ東進するのは大変で、杖を手に勾配の強い坂道はまるで修行のよう苦痛となる。

自宅に戻ってから再度医院で診察を受け、処方箋を貰って近所の薬局に行ったが、取り寄せる薬もあるので夕方に自宅に届けてくれることになって帰って来た。

今日は妻も左手骨折の処置と顎の部分を縫合した抜糸の日だったが、転んだ時から右手首に痛みを感じていたが、レントゲン検査の結果で骨折っしていたことが判明し、両手首骨折と言う不便なことになった。

骨折すると完治するまで3カ月を要するが、高齢者は長引くと言われている。私も青春時代に右手首を骨折した体験があるが、二度と体験したくない思い出となっている。

昨日は妻の友人が「下仁田名産のネギ」を届けてくれたが、すき焼きをしよう思っても準備が出来ないので仕方がない。別の友人が私の好物のお菓子を届けてくれ、妻はその友人宅で鍋料理に招かれていたが、タクシーが通らなかったことから到着が大幅に遅れ、心配くださって電話があって何処かで倒れたのかと思ったら、しばらくすると着いたと電話があって安堵した。

我が夫婦は現在完全な障害者夫婦となった。春を迎えるまで大変だが、何とか知恵を絞りだして乗り越えよう。

過日に友人の割烹であった娘さんが手作りの料理を届けてくれた。彼女の「黒豆」はプロレベルで、改めて年末に届けてくれるそうで有り難く手を合わせている。

毎月何処かへ旅行する予定だが、この調子では様々な制限となってしまう。入会しているJRの「ジパング倶楽部」も入会者カードと会員証が半年後に一体化するそうだ。

これまでに利用したあちこちのホテルや旅館から情報誌や手紙が届く。中には信じられない程優待される企画もあるが、期間限定なので難しい。

こんな痛々しい姿で旅行をしたらびっくりされることになるだろう。黒い服を着用していたら葬儀に参列と思われて抵抗ないが、平服なら白い目で見られ、誤解を受ける可能性が高い。

それでも行くのが我が夫婦鵜の行動力。単に旅好きがそうさせるのだが、残された時間を有効に使いたい。それは私のこれまでの仕事でご遺族の方々から伺った結論だが、病室で後悔する第一位が旅行で、これは世界的にも第一位になっている。

今日の写真は新年に行く予定に入っている長野県の白馬駅を。
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