2018-01-13

痛みを伴う処置を受けた後  NO 8087

金子みすゞ記念館出口大手旅行会社を定年退職した友人と会った。彼は添乗員として世界中を旅した歴史もあり、知らなかった旅の情報を教えてくれるので楽しみである。

食事を共にして話していたらびっくりすることがあった。携帯電話からネットにつなげてこの独り言を読んでくれていることを知ったからで、私が原告として訴訟を進めていることに興味を抱き、少しだけ話すことになったが、「信じられない犯罪だ!」と驚き、最悪の弁護士や最悪の税理士という発言までしていた。

そして体調が悪くなっている私が入院することになって「小説がネット公開されたら、拡散する協力をするから安心して亡くなってもいいよ」と笑いながら冗談を言った。

酒好きな彼がビールを飲んだ後に日本酒を飲み出したが、そこから教えてくれた国内の旅情報にびっくり。「ちょっと高いけど2泊で行ってみたら」と言ったのが夫婦で50万円という宿泊コースで、病院やクリニックと提携している旅館の健康ドッグという企画だった。

1日目の夕食は少な目だそうで、次の日の朝食も遅めで昼前だそうだが、それは採血検査があるからと言っていた。

余りにも詳しいので聞いてみたら、退職記念に奥さんと二人で特別料金で利用して来たそうで、ちょっと中性脂肪が気になったと笑っていた。

我々夫婦も互いに入院を体験しているが、私は妻から「病気の総合商社みたい」と言われているので仕方がないが、ちょっとその旅館のことに興味を覚えた。

彼の情報の中に高齢社会の到来でホテルや旅館の企画も変化しているというのがあった。あるホテルのバリアフリールームのツインベッドの一方は、病院のベッドのように電動で起き上がれるタイプが導入されており、車椅子でしか移動の出来ない人達の予約でいつも満室状態だそうである。

企画プランの中に「シニア対応」も増えているそうで、割引、料理少な目、互いの料理が異なる「夫婦会席」なども潮流になっていると知って今後の参考になった。

彼は私より若く昨年に還暦を迎えたばかりで、まだ「ジパング倶楽部」に入会は出来ないが、「おとなび」が登場した時から入会しており、特典のある列車を選択して利用していると言っていた。

ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載を

大物か本物か?  NO 2090   2008-01-12

運慶と快慶で有名な仁王象のあるお寺もあるが、その「阿吽」の特徴的な容姿は、神社の「狛犬」やお稲荷さんの「狐の像」などにも左右が異なる特徴を見ることがある。

そんな境内の通路両側にある像が、新年を迎えてからの新聞の風刺漫画で「招き猫」として鎮座している姿に思わず笑ってしまった私。グサッとくるユーモアで社会風刺をする画家の発想アイデアには感服することが多いが、「傑作だ!」と拍手を送りたい気持ちになった。

天下の新聞にマンガの執筆を依頼されているのだから間違いなく著名な作者だろうが、どうにも<!?>を考えてしまうのは産経新聞の4コマ漫画。作者には大変失礼だが、総体的に単純なストーリーが多過ぎるのでは?と残念に思っている。

他の新聞のものは、それぞれにストーリー性に納得を感じることも多く、一流の漫画家なら「さもありなん」と拍手を送りたくなるが、与えられた仕事を全うするにあたっては、何より「大物」を目指すものではなく「本物」を目指すべきもの。そこに、それらをはっきりと左右する大切な「誇り」というものが前者には なく後者にあると言えるだろう。

「驕り」という言葉があるが、それは、現状に「胡坐」を掻いてしまっている人達に多く見られる崩壊の危険性で、最近の食品偽装問題にも顕著だったが、その行動に走ってしまった連中の共通点に「大物」志向があり「本物」の世界から遠く外れた道を歩んでいたことを見事に物語っているようだ。

建設業界の談合や官僚の世界に蔓延る贈収賄問題も、すべてが勝手な思いの「大物」という誤解の世界。本物同士なら絶対に起きない構図であると断言する。

さて、精神的な病や心の病を持った人達が起こす事件が多いが、ある専門家の分析によると、人を刺殺した人達の30パーセントぐらいには、小さな動物の虐待 をした体験が過去にあるそうで、幼い頃にペットを飼って、大切に育てていた場合にはパーセンテージがグーンと少なくなると書いていた。

死んだ小鳥や金魚のお墓などを親子で作ったファミリーに、加害者が生まれる危険性は考えられないが、生きているものを虐待したり殺してしまう性格に秘められた危険性は恐ろしく、義務教育時代から大人になってからもずっと続き、それらを方向転換させられる可能性が高いのがやさしい心を持つ人との出会い。そんなタイプの伴侶と結婚することが何よりの治療薬の役割となるそうである。

今日の写真は過日に触れた「慈曲」の作曲者を偲んで「金子みすゞ記念館」で撮影した1枚を。
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