2021-01-21

羨ましい話 NO 8694

バブルの時代のゴルフ会員権の相場は今では信じられない世界だった。友人が入会していた名門コースが4億円を超していたし、私が入会していたコースも値上がりし、「7000万円で売って下さい」という葉書が届いてびっくりしたが、8700万円まで紹介されていたので信じられなかった。

ある年の月例競技でラウンドした競技者は、「まだまだ上がると思って妻を入会させた」と行ったので驚いたが、その時は4000万円だったので、その後に顔を合わせた際に「上がって来ただろう」と語っていたことを思い出す。

7000万円の頃に手放しておれば、老後の資金になっただろうし、年金生活ではなく余裕ある老後を過ごせただろうが、最終的に大病を患ってゴルフが出来ない身体となり、年会費だけを支払うことになって10年を迎えた頃、世間相場も信じられんない程落ち込んでしまい、フロントに休会の申し出をしたら「預託金の賞証券の郵送と銀行口座を知らせて欲しいとて送ったら「15万円」が振り込まれて来た。

これで600万円以上の損金となったが、会員権売買の業者を通さず、フロントへのい返納となるので損金扱いもされず、確定申告の控除にもならなかったので最悪だった。

同系列のゴルフ場の入会を勧めた友人がいるが、秋に払い込んだら年末に破綻したという速報が流れて申し訳なかった苦い出来事もあった。

そのゴルフ場は結果としてオープンすることになり、友人はメンバーとしての特権はあるみたいだが、資産価値としては「ゼロ」に近い現実に申し訳ない思いが今も続いている。

別の友人夫妻が昨年の秋に転居した。高齢者住宅のマンションで、温泉地にあるので部屋にあるバスも温泉になっているそうだ。

昨日の毎日新聞の朝刊に2ページに亘って高齢者向けの住宅のPRがあった。何処も数千万円入会金が必要だが、友人夫妻には子供の存在がなく、ずっと公務員として退職するまで務め上げた田のでかなりの退職金があったみたいだが、我が夫婦にもと誘われたことに羨ましく感じた。

午後に病院で関係者と待ち合わせ、少し早めに天王寺へ出て昼食をと考えて都ホテルにある「スシロー」に行ったら、びっくりするほど満席で、「三密」のことを思い出して取り止め、隣の新宿ご馳走ビルの1階にある「京都牛勝」に入った。

「ご飯を少な目にとお願いしたが、隣にいた若い男性が3回もご飯のお代わりをしたのでびっくり、「ご飯」と「味噌汁」は何杯でもお代わりが出来るらしいが、次々に来客があり、結構繁盛しているのはコスパが高度と認識されているみたいで、2000円近く支払ったが、それだけの値打ちがあったとリピーターを考えている。

病院で関係者と会った。ソーシャルワーカーーさんと施設の役員さん、それに訪問看護師さんとの面談だったが、妻の最近の病状の確認もあり、ワーカーさんがリハビリに出掛ける時間帯に合わせてセッティングをしてくれ、エレベーターホールで歩いている状態を見て貰った。

昨夜にコロナ特集番組を観たが、自宅待機をしている人達で出歩く人達が多い事実にゾッとした。感染している状態で勤務先に行ったら、濃厚接触の危険性があり、それこそクラスターの危険性が高まるが、感染症の恐ろしさを自覚していない人達の存在が恐ろしく、街で擦れ違う人達にも恐怖感を覚える。

変異ウイルスの感染者が静岡県でもう一人出たというニュースがあったが、何時になったら夫婦で温泉旅行に行けるのだろうかと思いながら「コロナの馬鹿野郎」と呟く昨今である。
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