2020-04-07

恐ろしい!  NO 8757

有り難う・ジャパン朝から妻のクリニックへ同行した。久し振りに会った先生が優しく対応下さりホッとした。妻は高レベルな血糖値の問題から入院させられるのではと疑心暗鬼になっているが、その問題が判明するのは明日に行く病院でのこと。入院していた病院で退院後の様子をチェックされるのだが、採血検査の結果がどうなるかと心配している。

入院時に主治医だった女医さんが異動で別の先生になるのだが、検査のデーターで判断されることは仕方なく、診察室に同行して日々の生活を伝えなければならない。

今日はヘルパーさんがやって来てくれて入浴の介助をして貰っていた。介護認定が決定したので負担が少なくなるが、それでも元気だったら不要な費用である。

週に2回デイケアサービスに行っている。車で送迎されるので助かっているが、これもケアマネージャーさんのお勧めだった。

クリニックへ行くのに電車を使わずタクシーを利用した。コロナ問題が深刻なので電車も危険ということからだったが、タクシーの運転手さんもコロナ問題の影響で売り上げが大幅にダウンし、走行する車が減ったことだけがメリットとぼやいていた。

桃谷商店街を東に抜け、疎開道路に出たところでタクシーに乗ったが、往路より距離が短い筈なのに料金がたっかったのでびっくりした。

今日の夕食は疎開道路にある「お好み焼き」の「健心」から持ち帰った。店主と友人の割烹の後継車が同級生なので何か情報はないかと思ったが、今日も閉まっていて気になってしまう。

明日の水曜日は定休日なので日曜日から4日間休むことになる。こんなことはこれまでの歴史ではなかっただけに何より時節柄のことを心配してしまう。

土曜日に会った際に「感染したら持病があるからお終い」と笑っていたが、彼は私と同じで全身麻酔なら何でもしてくれという考え方で、私が腹部動脈瘤の手術入院をした際にケア担当の女医さんから禁煙を勧められた際の「痛みを止める薬はいっぱいありますが、苦しみを止める薬はありません」とアドバイスされたことに偉く興味を抱き、その後の入院手術でその言葉を思い出していたこともあった。

肺疾患は「苦しみ」を伴うので大変で、呼吸することが困難になったら最悪で、ゴルフ仲間の友人がいつも携帯の酸素ボンベを手にラウンドしていた姿を思い出す。

安倍総理が非常事態宣言を発令していた。東京や大阪は想像以上に悪い環境事態のようで、不要不急の外出をしないようにしなければいけないが、病院へ行くことが多い我々夫婦の現実はそれこそ大変なのである。

友人や知人達との会話の中に患者体験の話題があり、私が体験した出来事に誰もが「信じられない!」と驚いていた。

脳梗塞で搬送された病院で、2週間ほど経過した頃、主治医の先生が「点滴だけでは体力が回復しませんから胃へ直接入れるために花から管を通します」と言われ、説明を受けてから承諾書にサインをして管が通された。

流動食は点滴みたいな容器でポタージュのような液体がゆっくりと落ちてきていたが、食前や食後に服用する薬も管を通すようになっており、数時間毎に看護師さんが薬を対応してくれていた。

その2日目のことだった。就寝前に服用する薬を持って来てくれた看護師さんが「大変です!」と言ったので何事かと思ったら、管が何処かで詰まってしまったみたいでどうにもならない状態で、彼女は「抜いてしまい、明日にもう一度入れます」となったのだが、その次の朝にやってきた管が前回より太いのを見た私が「もっと細かったよ」と伝えると別の管を持って来てくれた。

いよいよ入れる段階になって疑問を抱いたことを彼女に質問してみた。それは前回は主治医の先生から説明を受けてサインしたけど必要ないの?と言うことだったが、彼女は「私、ベテランで慣れていますから」と行って管を入れ始めたのだが、何とその管が口から出て来たのでびっくりし、思わず「大丈夫か?」と言ってしまった。

何とか管が入ったみたいだったが、胃の内部に違和感を覚えた私は、「何かおかしいよ」と言うと、彼女は聴診器を腹部に当てながら、空気を送り込み「シューシュー聞こえますから大丈夫です」となった。

問題が起きたのはその日の深夜だった。消灯している部屋なので確認できなかったが、何かベッドが濡れているような感じがする。ナースコールで彼女がやって来て照明を点けたら、ベッドが真っ赤になって逆流した血液で濡れていたのである。

「看護師さん。死んでも良いから抜いて外して」とお願いして外して貰ったが、やはり胃の内部に異変があったことが判明した訳だが、彼女は「管の印が鼻の所にあればもんだいないのですが」と言ったので、私は「胴の長い人も短い人もいるのでは?」と抗議したら、表情を変えて出て行ってしまった。

マンネリの中で発生するミスは恐ろしい。慣れの中に真摯に受け止める姿勢がなければどうしようもない。それから彼女は私の前に姿を見せなかったが、ナースステーションにいたことは確かだった。

阪神タイガースの藤浪投手が退院したニュースがあったが、味覚や嗅覚異変も特徴であるみたいで気をつけたいが、私は上述の入院で左半身に知覚障害が残り、「温覚」と「痛覚」が分らず、湯船に入ったら左半身が水風呂に感じるのだから気持ちが悪い。

今日の写真は、コロナ問題が浮上した「ダイヤモンド・プリンセス」号の出発時の映像だが、客室の照明を使って「有り難う・ジャパン」とメッセージを発信していた。
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