2019-08-29

今日ある幸運  NO 8564

オーストラリアの列車九州北部の記録的な豪雨の現実は衝撃的なもの。ある工場から流出したオイルの問題も深刻で、有明海へ流れ出たら大変な被害が及ぶ。孤立した病院のニュース映像にも驚いた。入院中の患者の立場を考えると余りにもお気の毒である。

私が大病を発症して救急車で搬送された際、次の日の朝に大きな地震が発生して勝手に病室の扉が開いた恐怖を覚えている。立つことも座ることも不可能な病状だったので、恐怖感は一入強かったのは言うまでもない。

京都のアニメの放火事件もそうだが、今日ある自分はずっと奇跡の連続だったことを認識したい。登場した飛行機の事故もなかったし、宿泊したホテルや旅館の火災もないから生かされている訳で、交差点の横断歩道で暴走車に遭遇しなかった幸運もあるだろう。

車を運転していた時に、すれ違う車の運転者が脳疾患や心疾患出なかったから正面衝突をしなかった幸運も考えられるし、居眠り運転、酒気帯び運転と遭遇しなかったことも存命している理由となるだろう。

過日の北海道行きの際、機内アナウンスで「函館空港のレーダーに不具合が発生し、着陸機と離陸機の感覚を開けて飛行していますので着陸が遅れます」と流れたのでゾッとしたが、ずっと雲の中を飛行しており、やっと抜けたと思ったら五稜郭の上空だったのでホッとした。

もしも空中衝突でもしたらとネガティブな想像をしてしまう。人間とは最悪の想定をしたら心臓が停止するような気分になるが、とにかく無事に帰阪することが出来たので安堵した。

数日前に深いご仏縁のある同業者からDVDが届いていた。内容はホテルで行われた大規模な「お別れの会」だったが、本人のブログにもその当日の緊張感が綴られていた。

「体感に勝ることはなし」と言う言葉があるが、私が担当した大規模なホテル葬に北海道、四国、九州の若い同業者を司会席のすぐ後方に立たせ、参列者の表情を確認するように体験をさせたが、司会のコメントや流れるBGMによって変化する式場空間の空気を実感出来ましたと言っていたことを思い出した。

九州や北海道で大規模な合同葬をプロデュースしたり司会を担当したことあるし、知られる暴力団の組葬を担当し、「組長代行挨拶」を頼まれたことも懐かしい。

自分昔のことだが、抗争事件の被害者となった組員の自宅に参上した際のことが忘れられない。二十歳過ぎという若さで亡くなったお気の毒なご不幸だったが、打ち合わせを始める前に喪主を務められる奥様から「こんな不幸でビジネスをするの?」と言われた言葉がずっと残っている。

事故や事件の被害者の葬儀の現実を知ると、飲酒運転なんて出来ないと思うが、警察官の飲酒運転や小学校の教頭の無免許運転も報じられていたニュースに衝撃を受けた。

私は大病を患ったことから運転免許証を返納したが、現役時代の更新で受ける受講の内容にずっと不満を抱いていた。事故の件数や被害者の人数を並べるよりも、悲しみのお通夜や葬儀の光景を見せるだけで間違いなく事故が減るだろうと考えていたからで、府警本部の重職にある人物と食事をした際に提言したこともあった。

飲酒運転や薬物に走る人間は他人に厳しく自身に甘い性格があると言われており、「他人に優しく」「自分に厳しく」と教えられた私のゴルフの師匠の言葉を思い出す。

「ちょっとだけ」「この程度なら」「もう大丈夫だろう」から事故って後悔しても時計の針を戻すことは出来ないし、遺族となった被害者のご家族の時計は停止したままという現実を忘れないで欲しい。

南海電鉄の「特急ラピート」の台車の亀裂問題が報道されている。関西空港へ行く時に新今宮駅から何度か利用したこともあるので恐ろしい。交通機関に従事する人達は「安全第一」とい言葉を忘れないでと願っている。

私は新快速に乗るのが大嫌いである。どうして130キロ運転をする必要があるのだろうかと疑問を抱いている。車両の軋む音も半端じゃないし、走行音を耳にするだけで恐怖が募る。せめて120キロに抑えられないのだろうかとずっと思っている。

過日に利用した「特急スーパー北斗」も140キロ運転を止めて減速運転をしている。それはエンジン火災が多発したこともあるが、それだけエンジンに負担を及ぼしていたことになるだろう。

今日の写真はキャンベラ駅で撮影したシドニー行きの列車だが、目測だが120キロ程度で走行していたようだった。
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