2019-08-25

雨の北海道  NO 8560

函館 郷土資料館伊丹空港から函館行きの便に搭乗。天候の悪いのは予想していたが、水平飛行になった時の機長のアナウンスにびっくり。生憎と秋雨前線の影響から、揺れることが予想されると流れたからだが、余り大揺れはなかったが、ずっと雲の中を飛行しており、青森県上空で高度を下げ始めた頃、「函館空港のレーダーに不具合が発生し、離陸機と着陸機の間隔を開けて飛行していますので少し遅延する予定です」とアナウンスがあり、一気に血圧が上昇した。

雲は薄くなることもなく、地上を機内から見ることも出来なかったが、やっと地上が確認できた時は五稜郭が見えた。

無事に函館空港に着陸。迎えに来てくれていた友人に再会できてホッとしたが、タクシーに乗って海の見える回転寿司で昼食タイム。回転寿司は好みのものを選択できるので嬉しいが、どうしても食べ過ぎてしまうことに問題がある。

外に出ると雨が降っている。いつも見えている函館山も雲に包まれて全く見えず、これでは素晴らしい函館の夜景が観られないと思った。これまでに何度か行ったことがあるので私はよかったが、同行していた友人は初めての函館入り。五稜郭タワーに行って眼科に函館の街を観たが、函館の夜景が観られなくて残念がっていた。

五稜郭のホールで食べたメロンがみずみずしくて美味しかったが、旅行に出るとつ食べ過ぎてしまうので問題がある。

今回の目的の一つである「函館市立博物館郷土資料館 金森要物館」の見学は有意義だった。HPとリーフレットの制作をしたのが同行の友人で、迎えに来てくれていた友人が館長を務めていたからだ。

資料館のキャラクターも友人の作で、「金尺と森の文字を手にするデザインが優れていて感心した。

函館レンガ倉庫は観光スポットとして知られているが、市電の末広町近くにある資料館の存在を知る人は少なく、レンガ倉庫の発端となった経営者の礎となった店舗であり、観るべき意義ある展示内容には一見の価値がある。

ボランティアの女性スタッフが「ハイカラさん」の装束で案内してくれるので勉強になるが、入場料100円には驚くばかりだ。

何度も大火に見舞われた函館だが、それを見越して建設された当時の建造物に対する創業者の先見には頭が下がる。

洋行されて買い求められた品々が展示されているが、珍しいオルゴールやスピーカーも驚かされるし、缶詰製造をされていた当時のラベルもあったので興味深かった。

夜は知られる居酒屋で夕食となり、それからお気に入りの旅館である湯の川温泉「竹葉新葉亭」に行ったが、今回で確か8回目で、チェックアウト時を除いて廊下や大浴場で他の宿泊客と会ったのは外国人2人と日本人1人だけで、同行していた友人が青函とした佇まいに和風旅館の神髄に触れたような感想を言っていた。

部屋は1階の「浮舟」の間で、部屋から大好きな庭のリンゴの木が見えていた。

なんと言ってもこの旅館の朝食が素晴らしく、これこそ和風旅館の朝食という風情が最高で、あちこちに出掛けている私の体験でもピカイチとしてお勧めできる。

函館駅から「特急スーパー北斗」で札幌駅に向かったが、ずっと天候が悪くて残念だった。

進行方向の右側に見える筈の内浦椀も霞んで見えず、久し振りに駒ヶ岳を観たかったが見えなかった。

左側に見える樽前山も全く見えなかったので残念だったが、知られるゴルフコースでラウンドした際、グリーンの芝の芽が樽前山に影響されていたことを憶えており、その時にラウンドした人達のことを思い出していた。

3時間40分を要して札幌駅到着したが、同行されていた資料館の館長さんはバスで4時間半を掛けて「北見」へ行かれ、その目的が「蓮の花」だと言われたので驚いたが、今日のメールには行くだけの甲斐がありましたとしたためられていた。

今日の写真は「函館市立博物館郷土資料館 金森洋物館」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net