2020-10-23

車のこと  NO 8650

兵庫県と山口県が公用車「センチュリー問題で物議になっている。年に何度も使用しないなら不要という意見も少なくない。

私はクラウン・ロイヤルサルーンを3台乗り継いでからセンチュリーに乗り換えた。当時は600万円程度だったと記憶しているが、納車にやって来たトヨタの担当者が、モータースの事務所内で小切手を渡そうとすると「本当によろしいですか?」と不思議に念を押されたので事情を聞いてみると、納車と同時に中古車市場で100万円になる事実を知った。

センチュリーというブランドを購入する目的なので100万円の価値がなかろうがどうでもよかった。

納車してから何度か走行したが、夜間に西名阪高速道路を法隆寺の方へ向かって走行している時、香芝のサービスエリア付近の下り坂で、ディスプレーの照明が切れてしまい、グラフ式に横に表示する速度計も消えてしまい、香芝で降りて戻って来たことがあった。

トヨタに持ち込んで修理をして貰ったが、約1週間の日数を要し、コンピューターの電気系統の故障であることが判明した。

この車の前輪はエアーサスペンションで、1ヶ月ほど立つと空気が抜けて「シャコタン」みたいに車高が低くなり、乗り心地が最悪となるので何度も空気を入れて貰ったことを憶えている。

2年間乗って下取りに出し、新型のセンチュリーに乗り換えたが、スタイルも精悍になっていたし、後部座席にはシートヒーターとマッサージ機能が標準となっていた。自分で運転をする私は前席にシートヒーター機能が欲しいと伝えるとオプション対応が可能で、焼く30万円ほど費用を要したが、超しに持病を持っている私にとってこのシートヒーターは最高だった。

そのセンチュリーで法隆寺からの帰路、西名阪高速道路の穴虫トンエルを抜けてしばらくした時、3車線の追い越し車線を走行していたらディスプレイが消え、エンジンがストップしてしまい、パワーハンドルが重くなり、パワーブレーキの機能も低下して緊急事態に巻き込まれた。

幸いにして方向指示器は問題なかったのでハザードランプを点灯して車線変更を行い、路肩にまで到達して停車したが、やはりエンジンが止っている。自動車電話で友人のモータースに連絡すると考えられる問題が燃料が詰まってしまっていることで、給油口の蓋を開けて掌でパカパカやってみたらと教えられ、試してみるとすぐにエンジンが掛かった。

モータースに持ち込み、トヨタの販売店で燃料パイプの掃除をして貰ったが、瓜破斎場で再発し、全壊と同じことをしたらまたエンジンが掛かった。

センチュリーはトヨタの最高級車であり、現在は1300万円ほどの価格となっているが、12気筒のエンジンになった車を取引先の社長が乗っており、自宅まで送って貰ったことがあるが、その静かな車内はまさに走る応接室であった。

初代のセンチュリーのパンフを見ている時、最高の音響設備がと書かれてあったので期待していたら、衝撃的に低レベルで、納車当日に音響専門メーカーでパイオニアの最新設備を装着して貰った。

その後にキャデラックのフルサイズに乗り換えたが、西部劇の映画主題歌のCDを聞いたら如何にもアメリカ的な音だったので嬉しかった。

5メートル70センチの大型車で、トランクにゴルフバッグが6本縦に入る代物に驚いたが、何度も中国道や山陽道を走行したし、中央道から外環道を経て首都高速から常磐道を走ったことも懐かしい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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