2008-08-26

声質と品?  NO 2258


 午後10時からのテレビとなればキャスターの個性を売り物にするニュース番組が多いが、我が大阪なら読売テレビとなる日本テレビのZEROのレベルが低過ぎると感じるのは私だけだろうか。

 オリンピックに関する内容もひどかったが、何より最悪だったのが過去にも書いた洞爺湖サミットの中継映像で、緊張感のないキャスター2人の表情にはっきりとミスキャストという感を覚えた。

 今晩のゲストに星野監督が登場していたが、敗因を語る監督の笑顔に見える表情に違和感を抱かれた人も少なくなかっただろうし、それこそ「KY」そのものの雰囲気を構成してしまうイメージがスタジオ内部にあるような気がしてならないところである。

 ネットの中にアナウンサーを批評するページがあり、イントネーションや発言ミスについての書き込みで賑わっているが、ZEROのメインキャスターの声質が説得力にマイナス作用があるという意見もあった。

 声質と言えば気になるのがアナウンサーの小宮悦子さん。彼女の声がテレビやラジオに向かないという専門家の言葉も多い。

 批判的な悪口ばかりで恐縮だが、マイクの世界で「声質」と「口調」は伝達力にあって重要なキーワード。映像に表情が出るテレビなら尚更だから言うのである。

 社会に「声優」というプロの仕事もあるが、表情を全く見せない「陰アナ」の世界で著名な人物と対談したことがあった。

「人前で喋るのが苦手なのです」という信じられない言葉を耳にして驚いたが、スピーカーから流れてくる心地良い彼の声に強い憧れを抱いたのも懐かしい思い出だ。

 弊社の女性司会者は高レベルなアナウンサーだが、他府県から来社してくる司会者さん達への指導振りにプロらしい一面を感じ、いつもやりとりと変化を楽しむ昨今でもある。

 司会者には「品」が大切。出来たら「気品」から「貴品」への進化が理想だと教える私だが、それらは天性の上に精進と努力を惜しまず磨きを掛けなければ難しいことで、2人でそんな会話を交わしたこともあった。

  昨日のことだが、音大出身の知人が親戚の葬儀で他府県に行ってきたそうで、担当された女性司会者のレベルが中々のもので、興味を抱いて終了時に確認してみ たら私の名前が出てきて「師事しています」と言われたそうだが、名前を伺っても思い出せず、もしもこの「独り言」を覗かれていたら「私です」とメールでお 知らせ願いたいところである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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