2019-01-01

元日に  NO 8413

バスクリン私の干支である新年迎えられて手を合わせている。誕生日が来ると満72歳になるが、何度も入院した歴史があるのにこんな年齢まで生かされるとは信じられない思いである。

年末に松山の同業者から干支の瓦をいただいているが、我が家に飾っておいても勿体ないので近くの銭湯の玄関の所に置かれており、ずっと続いているので風物詩のような存在になっている。

昨夜は大晦日で、ご仏縁の深いお寺で除夜の鐘が恒例で妻が、参加して来たが、少し風邪気味の私はその時間帯に自宅のバスルームでバスクリンの香りに包まれていた。

いつもなら鏡の前で剃刀を使うが、ちょっと横着して浴室内で使ったら3か所も切ってしまって後悔している。

剃刀に関する話題を紹介しておこう。東京のホテルでチェックアウトの際、隣のカウンターで揉めている。やり取りが自然に聞こえて来たので事情を知ったが、ホテルの部屋にある剃刀が粗悪で顔を切り、「もっと上質な物を用意しろ」と言うクレームだった。

ある高級旅館がかい業に関して剃刀の入札コンペを開催、やがて関西の製品に決まったのだが、子の製作会社は自社名を表記せず、旅館名の入った容器まで用意して対応した。

本来なら製造者責任と言う問題もあるが、旅館の経営者と何度も反し合ってそうすることに決めたのだが、この会社は考えられない条件を提案して旅館側を驚かせた。

「他のホテルや旅館には一切納入いたしません。貴旅館のオリジナルアイテムとしてP願いします」ということだったが、それは自社の製品に高度な技術に裏付けられた誇りと自信があり、匠と称される熟練工が携わった代物で、旅館が開業して3カ月経過しない内に使用されたお客さん達に要版を呼び、「あのカミソリを」という電話や手紙まで届くようになり、このカミソリはこの旅館のオリジナルとして広く知られるようになった。・

開発して多くのホテルや旅館に営業を展開して売り上げを延ばす道を選ばず、最初に契約
っした旅館だけに提供し、知れ渡っても旅館を代理店として利益を提供するシナリオは、アメリカのビジネススクールで学んだ営業戦略の実践でもあり、予想外に早く実を結んで驚く結果となった。

目先の利益を追求することなく、高度な品質を追求したことがうまく運んだことになるが、それにしても旅館を代理店として専売させるとは驚きの発想で、マーケティングやの専門家達の間で話題になるのは当然だった。

夕方のニュースを観ていたら、フィリピンの西側で台風1号が発生し、アナウンサーが「南西に進む」ろ言っていたのに、進路図は北西になっていて不思議に思った。

大病を患ってから年賀状を出さなくなった。指の動きに支障があり、文字を書くことが大変なので諦めている。ホテルのチェックイン時やクレジットカードのサインの際にも「手が不自由なので」と伝えるようにしているが、まあ酷い文字になってしまう。

そんな私なのに年賀状をくださった方々には手を合わせて感謝申し上げるところだが、目が不自由になり、この「独り言」を打ち込むのも天眼鏡を片手にやっているのだから大変だ。

NHKのEテレで毎年恒例のウィーンフィルのコンサートの模様を観ている。正装してこの空間に身を置きたいのが夢だったが、こんな身体になってしまったら無理であり、テレビの画面を見るだけなので残念であるが、テレビのスピーカーも随分と音質向上しているので考えいである。いつも最終曲は「ラデッキー行進曲」になっているが、この旋律を耳にしてやっと新年らしい感じがする。

今日の写真は入浴でたっぷりと入れたバスクリンだが、妻が近所の銭湯で購入して来たものである。
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