2020-06-17

もう少しこの世に  NO 8816

特急あそぼーい少し早い木枯らしが吹いて冷え込んだ境内の広いお寺での社葬だったが、冷え込んだら大変とストーブを10台以上準備していたので助かった。

600人以上を超える参列者だったが、予定通りの時間に葬儀を終えてご出棺となり、その日の夕方にお骨揚げに随行したスタッフから「皆様から有り難うのお声をいただきました」と電話があった。

会社の役員さんの葬儀だったが、多くのデパートの地下の食品売り場に食材の卸販売をされており、結構知られる会社だった。

数日後、担当スタッフがご精算に参上したが、帰社すると私の部屋にやって来て予想もしなかったことを頼まれてきていた。

ご要望された依頼はスタッフ教育で、デパートに勤務するスタッフより葬儀社の方が優れていたことに興味を抱かれたそうだが、当時の私のスケジュールは1週間で新幹線で5000キロを移動する状況で、全社員の5回に分けてと希望される先方さんへの対応は難しく、指導を担当されている幹部社員の皆さんを対象に1回だけと決まった。

その時の講義で伝えたことが「言葉と動作は連動している」ということで、「声は動作や仕草を変えるというもので、「こっちこっち」と「こちらです」「こちらでございます」の言葉それぞれに手の動きがどのように変わるかを実演して見せたが、そのテーマは数日後に掛かって来た社長さんの電話にも話題となり、「意外なことを見落としていたのですね」と感謝をされたので印象に残っている。

「いらっしゃいませ」の声は音階の「ラ」が理想で、患者を対応する医師などは出来るだけゆっくりと喋るように努め「ド」からスタートするのが理想と言われている。

一昨年の私の誕生日祝いを有馬グランドホテルで行ったが、九州、四国、中国、中部、関東からも出席してくれて嬉しかったが、その時に美しい言葉を目指すなら「あっち」「こっち」などに使われている小さな「っ」を使わないようにすることで、「早速実践しました」と報告のメールが届いたことも懐かしい。

私の余命は余り長くないようだが、毎年行っていた北海道旅行には行きたいと思っており、コロナ問題が落ち着いたら考えようと思っている。

すっかり填まってしまった「アンドレ・リュウ」のオーケストラだが、時には4万人の会場になることもあって驚くが、ディナータイプとなると夫婦で20万円を覚悟しなければならず、宝くじでも当らなければ無理なようである。

音楽を楽しむというコンセプトで、様々なユニークな仕掛けも見られるが、彼らが超一流の奏者であることは確かで、コラボとなるゲストも超一流の人達となっている。

その国の文化や歴史も組み上げるストーリー性のある選曲と編曲は素晴らしく、舞台の両側に200インチほどの画面をセッティングしているが、何万人という人達に聞こえるような音響機材のシステムにも興味を抱いている。

熊本の地震で崩壊した阿蘇大橋だが、別の場所で工事中と言うことを知ったが、地震の被害で不通となっていた豊肥本線の肥後大津駅と阿蘇駅間も間もなく開通する予定でアソトベップカンで運転されていた「特急あそ」も別府と熊本間に戻るそうだ。

昔、有人の主催するゴルフコンペに日帰りで参加。宮地駅から「特急あそ」を利用して別府に戻ったが、当時はオウム真理教の拠点が阿蘇あり、ゴルフコースから見えていたことを憶えている。

今日の写真は近々に別府と熊本間を結ぶ「特急あそ」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net