2019-09-04

過去の体験から  NO 8570

キャンベラ駅にて夕方の5時頃に降り始めた雨は凄まじいものだった。傘を持っていたが役立たないと判断して30分ほど雨宿りをしていると上がったが、歩き出すと雷鳴が聞こえたので歩行の速度をアップさせたが、最近はまっすぐ歩けないので最悪だった。

個人的な想像だが、体感した猛烈な雨は1時間に換算すると100ミリ前後だと思いながら帰宅すると大阪市内に「レベル3」の警報が出ていた。

台風14号に続いて熱帯低気圧が発達している気象情報もあったが、超大型のハリケーンが襲来したバハマでは国土の7割が浸水したと報じられていた。

こんなエネルギーが何とか資源に活用出来ないのかと思うが、昨日のテレビ番組で昨年の北海道のブラックアウトを特集していたが、首都直下型大地震や南海トラフの大地震の発生による停電でブラックアウトになれば復興までかなりの時間を要する事実に衝撃を新たにし、発生しないように願って手を合わせていた。

北海道のブラックアウトが冬場でなかったことが救いだったみたいだが、暖房の燃料の不足や自家発電の賄う時間も限られており、室蘭の病院で実際に起きた問題を紹介していた。

もしも夏場だったらエアコンが止まり、室内で熱中症になるケースが多発するだろうが、地震の発生で停電のことまで考えない人が多いのも現実だろう。

ブラックアウトの際にヤフーで実際に検索されたキーワードも紹介されていたが、燃料、充電、水、食料、コンロなどが印象に残った。

全国各地へ出掛けることも多いが、あちこちで地震に遭遇したこともあり、「福岡」「広島」「神奈川」「東京」「熊本」などの出来事を思い出すが、停電になるとテレビやラジオから情報を得ることも不可能で、「何が起きていてどうなるのか?」と恐怖を抱いた体験団も参考になった。

スマホがあればかなりの情報が得られるだろうが、バッテリーが少なくなったらどうにもならず、常々から充電を心掛けておかなくてはならない。

大阪赤十字病院に入院していた時、携帯電話がブルブルして「緊急地震速報」を確認し、強い揺れに備えてベッドのパイプをしっかり握っていたが、何度ブルブルしても一向に揺れず、しばらくすると看護師さんが来室され、「誤報だったみたいですが、念のために扉を開けて起きますから」と言われたが、「当病院は耐震設計されていますから高層階でもご安心ください」と聞いて安堵したことを憶えている。

当日の夕方のニュースで誤報を発信してしまった責任者が謝罪されていたが、病院にいる患者の立場になると恐怖感が強くなることは確かで、大病を発症して救急車で搬送された際、次の日の早朝に福井県を震源とする大きな地震があり、病室の扉が勝手に開いたことも忘れられない。

その時は歩くことも座ることも不可能な状態で、恐怖は極限になってしまったが、大阪では震度「4」だったことを後で知った。

「天災は忘れた頃にやって来る」という先人の言葉があるが、我が大阪のあちこちに津波の教訓を碑に残した場所があり、津波は大阪湾から運河を遡って襲来するので道頓堀でも危険性があると防災専門家が指摘されていた。

高層ビルが増えているが、長周期の揺れで長時間揺れることもあるそうで、船酔いになったような状態に陥ることも少なくないことを知り、昨年の台風21号で家屋が揺れた際に私も妻も船酔いしたみたいに気持ちが悪くなったことも憶えている。

災害に対する備えで最も重要なことは「自助」だそうで、自身で身を守る行動を認識しながら
取り敢えず1週間程度の水と食料を準備する必要があるようだ。

台風13号が近付いている先島諸島は大変だろうが、九州の西側を通る進路と予報があった。

過日に北海道へ同行して貰った友人の名刺にびっくりした。地球環境に優しいようにと紙を使わず、「石」を粉砕して紙のようにした物だったからだが、一気に注目を浴びるような気がしている。

今日の写真はキャンベラ駅で撮影した1枚を。列車に乗る前に飛行機みたいに手荷物を預けるシステムにびっくりしたが、3両連結の1両の半分だけファーストクラスになっており、売店があって昼食のオーダーに来てくれ、シドニーまで5時間の快適な列車旅となった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net