2019-07-16

ちょっとしたこと  NO 8525

宇治山田駅何度か入ったことのあるレストランタイプの食堂で二つのことに気付かされた。いつもカレーライスを食べ、食べ終わったらクリームみつ豆をデザートに頼むが、今日は新顔の若い男性スタッフがテーブルにやって来た。

いつも添えられる「フクシン漬け」を入れないように頼んでいるが、今日はそれを伝えることを忘れてしまった。

オーダーを確認したスタッフが厨房の方へ向かったが、背が高いのに異常なほど歩行速度が遅く、空腹で入った人ならその行動に怒りを覚えるだろうと想像した。

小鉢に入ったいつもの野菜サラダが出てきた。食べ終わる頃にタイミングよく厨房にいた女性スタッフがカレーライスを持って来てくれ、「フクシン漬け」は入れて降りませんから」と言われ、私のことを憶えてくれていたことが嬉しかったが、頼りない男性スタッフの歩行速度のことを指摘したら「有り難うございます」と返された。

この女性スタッフはしっかりとした接客対応が出来ているが、頼りない男性スタッフにはかなり参っているような表情も感じた。

「クリームみつ豆」もタイミングよく持って来てくれ、黒蜜のカップを親切に掛けてくれたので嬉しかった。

支払いをするレジは冒頭の男性スタッフだった。打ち込むスピードが遅くてイライラする。合計を確認してお金を出し、2円のお釣りが出て来るまで信じられないほど無駄な時間を要した。
そんな光景が気になったみたいで女性スタッフがやって来て入り口の扉を開けてくれ、私が出ると「私が閉めますから」と言ってくれ、段差のある足下の確認をする私には有り難かった。

接客とは人に接する仕事だが、極めて当たり前のことが出来なければならない。この女性スタッフと男性スタッフの温度の差は一体何だろうと考えさせられた。

講演やスタッフ教育で伝える話題に「肯定語」と「否定語」と言うのがある。「コーヒーは売り切れてございません」と言うのが「否定語」で、こんなケースでは「紅茶ならご用意出来ますが」と言うのが「肯定語となるが、我々葬儀者で受ける電話注文で「お時間の関係上、ご供花は間に合いませんが、果物ならご用意出来ます」と伝えたら、時間的に無理と思いながら電話を掛けられた相手様にきっと「助かった。それをお願いします」と安堵されるだろう。

訃報を知って驚いて行動されるケースも少なくなく、葬儀の始まる寸前に「何とかならないかと」思っておられたら、間違いなく喜ばれるだろう。

さて、妻がお世話になっている人物を松阪へ招待する予定がある。もちろん「松阪牛」が目的だが、松阪には「金・銀・海津」という言葉があり、「金」は有名な「和田金」。「銀」は「牛銀」のことだが、私のお気に入りは「海津」であり、これまでに多くの人達を連れて行ったり紹介したことがある。

HPもない店舗だが、各部屋が「能」に関する名称が付けられ、室内から見られる和風庭園が素晴らしく、和室で備長炭で焼かれる網焼きは絶品である。

数年前にオーストラリアに旅行したが、パースで再会した女性はかつて我が家を会場としていた英会話教室の先生で、松阪で食べた網焼きのことが忘れられず、憧れているニセコにスキーへ行った際に大阪に寄るので連れて行ってと言われた。

彼女は西オーストラリア州の日本語教育の会の会長を務めており、言葉が通じるので大歓迎で再会を楽しみにしている。

もうすぐ妻の検査で大規模病院に行くが、MRI検査で予想外の問題が発覚、詳しく検査を受けることになったが、医院の先生の話では「深刻ではない範疇」と言われていた。

松阪へ行くには近鉄特急を利用するが、出来たら「しまかぜ」を選択したい。今春に上皇ご夫妻が伊勢へご参拝された際、名古屋から「しまかぜ」をご利用されていたニュース映像を見た。

今春に孫を伴って伊勢神宮に参拝したが、往復ともビスタカーで「しまかぜ」のことを失念していて「しまった!」と後悔したので今度は何とかしようと考えている。

今日の写真は近鉄「宇治山田駅」を。皇室やVIPが利用されるところから、貴賓室も存在している。
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