2017-04-17

春の嵐の日に  NO 6039

観光列車「ろくもん」午前中に行われていた葬儀に参列。受付に行くといつもグルメの友人仲間の人物がおり、互いの体調を心配し合った。

開式前に喪主さんに会ってご挨拶。前日から腰痛が出て困っておられるそうで、歩行される際も腰を庇っておられるお姿がお気の毒だった。

メモリアルコーナーに賞状がある。それは総理大臣から顕彰された100歳記念に贈られたもの。享年103歳の女性で、孫さんが12人、曾孫さん15人に玄孫の存在まであることを知った。

導師は京都から来られていたが、引導の前に女性司会者のナレーションがあり、若かりし頃にご主人に先立たれてから子供さん達を育まれたそうで、戦前、戦中、戦後のことを思い浮かべながら心から「お疲れさまでした」と手を合わせた。

ご遺影は2年前に撮影されたものだと知ったが、背景に桜の花があって藤色の和服が似合って笑顔が素晴らしかった。

数年前からの耳鳴りが続いている。式場内の椅子に着席して祭壇を見ていると不思議な感じがした。目が不自由になりつつあるので
無理をして両眼で見詰めたら右目で観る方が揺れている。何か気分が悪くなるみたいなので左目だけ開けて過ごしていた。

故人の年齢まで生かされるとするとまだ33年もあり、東京オリンピックやその後のオリンピックの中継も観ることが出来るだろうが、こんな障害者になってしまっては長生きを望むことはない。ただ願わくは歩けることと失明しないことであり、「寝たきり」だけは避けたいもので、これからの晩節は全国各地の温泉巡りでもと考えている。

さて、還暦前に腹部の手術を受けたことがあるが、その病気の診断をされてから1年後に春に手術を受ける覚悟をしたのだが、血管に関する問題から発症したことを知り、ネットで病気の知識をいっぱい検索したことを憶えている。

その中に目が留まって興味を抱いたのが「神の手」と称される医師の存在で、こんな医師が大阪の病院にいたら有り難いのになんて考えていた。

昨日のニュースの中にその「神の手」の先生が関係するシンポジウムが納税に問題が有ると指摘され、担当弁護士が次のような発言をして広報していた。

「悪意はなく、所得隠匿も個人的蓄財も一切なかった。国税局と極めて大きな見解の相違があったが、医療に専念するため、早期解決を選択した」

結果として重加算税を含めて修正申告というかたちで納税されていたが、民間企業なら大変なことになっていただろうと想像する。

大臣の講演で「学芸員」や「ガン患者」に対して信じられないような非礼な失言をしていた。朝から撤回して謝罪をしていたが、これも安倍総理のミスキャスティングの問題と指摘したい。

大臣という立場で発言する内容に責任があるのは当たり前だが、なぜこんな低次元な発言が飛び出すのだろかと不思議に思う。

今日の写真は長野と軽井沢を結ぶ「しなの鉄道」の観光列車「ろくもん」を。
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