2004-12-16

恥ずかしい話   NO 1007


 北海道から来社くださった4名の方々が、今日の午前中と午後の便で帰られた。

 午後から風が強くなった大阪、出発便や千歳空港の天候を心配しながら<有り難うね>と見送った。

 この数日間、全国から来阪された多くの方々に心から感謝を申し上げる。様々なアドバイスや教導を頂戴し、弊社スタッフ達が喜んでいる。

 共に食事の時間を過ごし、ご仏縁で与えられることになった有意義な日々。これまでに何十回もメンバー達と会食を共にしたが、いつも「話」ばかりで時間が過ぎ、並べられた料理に手付かずということも少なくなかった。

 一、二、三が「話」、次に食事があって酒はその後だが、酔っ払った姿を見たことは一度もなく、料理屋さんや飲み屋さんから「変な客」と思われていただろうと推察する。

 この「独り言」で私の疲れを察知してくれたのか、「九州番外研修会」「北海道番外研修会」などを企画してくれたやさしい仲間達。そんな配慮でどんなに癒されたかと感謝する。

 「よくもこれだけ変なメンバーが集まりましたね?」と協会顧問から言われたが、気が付けばそんな特別な方々が自然に寄り集まっていただけ。

「愛や癒し」を真剣に語り合うなんて、葬祭業界では異色の組織団体だが、何やら社会の歓迎の風を感じ出した。メンバー各社にお客様の問い合わせが増え、その大半が協会のHPからのご仏縁。

 それらはそれだけの重責も生じるもの。日々の精進を忘れてはならず、未来に向けての邁進が責務。若いメンバー達との交流を「密」にして若返ろうと考えている。

 セミナーや講演のスケジュールを終え、頂戴した多くのメールの返信も済んだが、今度はお手紙をくださる方が。少しずつ時間を作って拝復しなければ。

 さて、車のハンドル横にある方向指示器を動かしたら、折れたようにぶら下がってしまった。そこにはオート・クルーズのアクセル機能も付いており、このままでは危険と判断して事務所に戻り、いつもお世話になっているモータースに修理の依頼。

 メーカーに部品在庫の確認をされたのだが、昼過ぎに来社され「アメリカから取り寄せです。一ヵ月半ぐらい掛かりそうです」と申し訳なさそうな表情。

<えっ大変だ!>と思ったら、「応急処置でもしますから」と2人で駐車場に行きドアを開ける。

 運転席に座った瞬間「直りました」と耳を疑う言葉。「どうです」と自慢げな表情。

 <どうなったの?>と尋ねてみたら、「抜け落ちていただけです。差し込むだけで直りました」と涼しいお顔。

 寒くて忙しい中、勝手な思い込みでプロを走らせてしまったことに申し訳なく、頭を掻きながら「ごめんさない」を。

 そんなやりとり、スタッフ達に笑われたのは言うまでもない。
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